ストラディヴァリウスの真実と嘘―至高のヴァイオリン競演CD付き

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784418112234
  • NDC分類 763.42
  • Cコード C0073

出版社内容情報

音と目で楽しむ、ストラディヴァリウスのすべて。貴重な写真も、満載!修復・鑑定・売買にまつわる裏話、一流音楽家の素顔など、知られざる面白エピソード、満載!

内容説明

今、ここに明かされる音色の秘密、楽器の真贋…。修復・鑑定の、世界的第一人者が語る。

目次

第1章 ストラディヴァリウスの真実(ストラディヴァリ―ヴァイオリン界の“帝王”;誰も超えることのできない名匠の音色 ほか)
第2章 天才名工、ストラディヴァリ(二〇〇〇を超える作品を生んだストラディヴァリの家;パガニーニが蒐集したストラド ほか)
第3章 数奇な運命を辿るストラディヴァリウス(巨大な水車をともに作った父の教え;弦楽器製作は「名器」を真似ることから ほか)
第4章 ヴィルトゥオーゾ協奏曲(ABQギュンター・ピヒラーの涙;「大切なのは自分ではなく、音楽」 ほか)
第5章 ヴァイオリン工房から見た名器の真実と嘘(二十年後に再会した「ダ・ヴィンチ」と「レディ・レイ」;ヴァイオリン・オタクの葉加瀬太郎 ほか)

著者等紹介

中澤宗幸[ナカザワムネユキ]
1940年兵庫県生まれ。ヴァイオリンドクター。幼少より父親からヴァイオリン作りの手ほどきをうける。1959年イギリス・ロンドンに渡り、弦楽器製作と修復技術を学ぶ。演奏家との交流を深め、多くの名器にふれる。1980年東京に工房を構え、楽器製作や指導、国内外の著名な演奏家の楽器の修復・メンテナンスに専心する。欧米の歴史ある楽器商や名工とも交流を重ね、楽器に関する技術研鑽に励む。ディーリングも含め、今まで手にしたオールドヴァイオリンは2万挺以上、ストラディヴァリウスは50挺以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ニケ

9
前に読んだヴァイオリン職人のミステリシリーズで、ヴァイオリンに興味がわいたので借りてみた。メシアの写真や、クレモナの名工たち・ヴァイオリンの構造・扱ったストラドの逸話などが載っていて楽しめました。メシアを見てみたいのと、ヴィヨーム製のヴァイオリンを弾く大好きなヴァイオリニストが、もしストラディヴァリウスを弾くことがあるなら、是非とも聞いてみたいと思いました。私には聞き分けできないけど、さぞ幸せそうに弾くだろうと思うから。その姿を想像して朝からニヤニヤしてしまいました。いつかそんな日が本当に来たらいいな♪2016/03/30

鴨の入れ首

5
【年間500冊読破】2011年刊。図書館本です。著名なヴァイオリン職人によるヴァイオリン好きのための音楽エッセイ集です。ストラディバリウスに関する虚々実々のさまざまな伝説が数多く収録されており、著者の想像なども加わって、実に知的好奇心が刺激される興味深い本になっています。付録CDでストラディバリウスの美音を楽しむことができ、世界的名器の魅力の一端が分かった気がしました。なかなか面白い本だと思います。2025/01/13

月華

5
図書館 子どもに教えたり、鑑定について考えたりと、ヴァイオリンの未来を見据えた考え方を感じました。武豊町が出てきたのにはびっくりしました。2018/11/09

小音

5
著者のバイオリンに対する愛情を感じる本でした。バイオリンの魅力と不思議な物語、不思議な縁の物語がとても面白かったです。2011/12/05

木曽のあばら屋

4
印象に残ったのは19世紀のヴァイオリン・コレクター、ルイジ・タリシオ。農民の家に生まれ、独学でヴァイオリンを弾くうち、ヴァイオリン収集に関心を持つ。大工仕事で日銭を稼ぎつつ旅をして、修道院や教会、貴族の館に眠る古ヴァイオリンを買い集め、その中にストラディヴァリ、ヴァルネリなどの名器を発見。丁度オールド・ヴァイオリンの値段が上がり始めた頃で、巨万の富を築く。でも金を手にしてもヴァイオリン収集以外には無関心、倉庫のような殺風景な家で、数々の名器に囲まれて孤独に世を去る。ヴァイオリン馬鹿一代。妙にすがすがしい。2011/11/14

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