出版社内容情報
ハプスブルク家の645年にわたる歴史を「主な人物別」にたどる。ウィーンの楽しみ方もご紹介。旅への参考書としても。
ハプスブルク家は神聖ローマ帝国の皇帝家族として、ヨーロッパで威光を放った645年間の歴史を誇る名家中の名家。この歴代皇帝は様々な芸術を愛し、ウィーンに華麗な宮廷文化を開花させた。本書ではハプスブルク家の人々に焦点をあて、その「美の遺産」と「人間ドラマ」を特別編集。ハプスブルク・コレクションを収蔵するウィーン市内の美術館や宮殿を、その観どころも含め詳細に紹介。
1章 「ハプスブルク・コレクション」
華麗なる王家と美の巨匠たち
・名画蒐集 ~ウィーン美術史美術館の至宝を観る
ラファエッロ、ベラスケス、ブリューゲル、フェルメールほか
・特別対談 ハプスブルク家の三麗人 池田理代子×千足伸行
・エッセイ ハプスブルク家の男たち 中野京子
2章 双頭の鷲の帝都ウィーン:ハプスブルク家の歴史遺産を巡る
マクシミリアン1世から代々の皇帝たち
女帝マリア・テレジア物語
フランツ・ヨーゼフ1世
皇妃エリザベート物語
ほか
3章 世紀末芸術の宝庫:ウィーン美術散歩
ブルク劇場、分離派会館(セセッシオン)、
レオポルド・ミュージアム、
アム・シュタインホーフ、MAK(応用美術館)
4章 ハプスブルク家の食卓と美味遺産を巡る
マリア・テレジアが愛したココアとオリオ・スープ
帝都を魅了したコーヒー
皇室御用達の老舗デーメル
ほか
【著者紹介】
南川三治郎
1945 三重県生まれ。1966 東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業、大宅壮一東京マスコミ塾・第一期出塾。主にヨーロッパの“人と文化”に焦点を当てて取材活動をするフォトグラフィック・ライター 。代表作は『アトリエの巨匠・100人』(新潮社)、『推理小説家の発想工房』(文藝春秋)、『イコンの道』(河出書房新車)、『ヴェルサイユ宮殿』(黙出版)など。近著に『アトリエの巨匠に会いに行く』(朝日新聞出版)、『世界遺産サンティアゴ巡礼路の歩き方』『ゴッホを旅する』(世界文化社)などがある。小社家庭画報特別編集シリーズの『メディチ家 ルネサンス・美の遺産を旅する』『印象派の名画を旅する』でも写真を提供。
目次
第1章 ハプスブルク・コレクション 華麗なる王家と美の巨匠たち(肖像画という偉大な遺産 ハプスブルクの女性たち(対談=池田理代子;千足伸行)
個性派揃いのプロフィール ハプスブルクの男たち(文=中野京子) ほか)
第2章 「双頭の鷲」の帝都ウィーン ハプスブルク家の歴史遺産を巡る(マクシミリアン1世;ルドルフ2世 ほか)
第3章 世紀末芸術の宝庫 ウィーン美術散歩(ブルク劇場;分離派会館(セセッシオン) ほか)
第4章 ハプスブルク家の食卓と美味遺産を巡る(女帝マリア・テレジアが愛した稀少なココアと特製オリオスープ;皇妃エリザベートが愛した華麗なスウィーツと搾りたてのミルク ほか)
著者等紹介
南川三治郎[ミナミカワサンジロウ]
1945年、三重県生まれ。東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。大宅壮一東京マスコミ塾第1期出塾。主にヨーロッパの“人と文化”に焦点を当てて取材活動をするフォトグラフィック・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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