出版社内容情報
白洲正子 生誕100周年。孫・白洲信哉氏が「白洲正子とは何か」を追い求め、辿りついた境地を綴る。
著者の祖母に対する深い愛情や尊敬の念が随所からにじみ出る文章は、読者をひきつけるほか、正子さんが愛してやまなかった日本の風土・文化への言及は、仏像や歴史に強い興味を示す若い世代にとっても魅力です。没後13年を迎え、今、なお多くの愛読者を増やしている白洲正子さんの真髄が本書から見えてくる。
【著者紹介】
白洲信哉(しらす・しんや)
1965年東京都生まれ。細川護煕元首相の公設秘書を経て、日本文化の普及に努
め、書籍編集、デザインのほか、イベントプロデュースなどで活躍。
父方の祖父母は白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄。
著書に『天才青山二郎の眼力』『小林秀雄 美と出会う旅』『白洲正子の宿題』。
内容説明
「白洲正子 神と仏、自然への祈り」展、監修・白洲信哉氏が祖母に送る、最後のオマージュ。
目次
第1章 大いなるもの(富士山―お山と浅間神社;隠国―熊野と古代祭祀;翁―河勝と世阿弥)
第2章 神仏巡礼(西国巡礼―第一番・青岸渡寺~第九番・興福寺南円堂;西国巡礼―第十番・三室戸寺~第二十四番・中山寺、番外・花山院;西国巡礼―第二十五番・清水寺~第三十三番・華厳寺 ほか)
第3章 信心の本質へ(西行;日月山水図)
著者等紹介
白洲信哉[シラスシンヤ]
1965年、東京生まれ。細川護煕元首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。一方で日本文化の普及に努め、書籍編集・デザイン、文化イベントのプロデュースなど幅広く活躍
野呂希一[ノロキイチ]
1948年、北海道生まれ。日本各地、四季折々の山川草木が織りなす風景を訪ね歩き、独自の視点でとらえる写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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