オルセー印象派ノート

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784418105038
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

名画から紡がれた小説と印象派巨匠のアトリエ紀行。辻仁成流・絵画鑑賞術。オルセー美術館展2010「ポスト印象派」オフィシャルBOOK。

目次

1 オルセーの名画で綴る小説『或る女の一生』(フェリックス・ヴァロットン“ボール(ボールで遊ぶ子供のいる公園)”
アンリ・ルソー“戦争”
エドガー・ドガ“階段を上がる踊り子”
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック“赤毛の女(化粧)” ほか)
対談・辻仁成×ギ・コジュヴァルオルセー美術館館長
2 オルセーの画家たち印象派・旅手帖(北西フランス;南フランス;パリ近郊)

著者等紹介

辻仁成[ツジヒトナリ]
小説家・映画監督・ミュージシャン。東京生まれ。1989年『ピアニシモ』ですばる文学賞、1997年『海峡の光』で第116回芥川賞、1999年『白仏』のフランス語翻訳本『ル・ブッダ・ブラン』で仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞する。フランス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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紅香

18
『冷静と情熱のあいだ』を通して辻さんの絵画に対する姿勢にとても共感し、憧れている。この本は『オルセー美術館展2010』に合わせ、オルセー美術館の名画10点をモチーフに或る女性の一生を描く。赤いボールに女性の希望をのせ、絵画の光と辻さんの優しい気持ちが十分伝わってくる美しい作品。とても好き。『ボール』『星降る夜』が印象に残った。また画家達の縁の深い土地も紹介。昔、オルセーは駅だった。この建築物を愛した人々のお蔭で素敵な美術館に生まれ変わった。愛に感謝♪いつかフランスへ。オルセーへ続く線路を私の中で建築中。2013/09/27

にく9

15
オルセー美術館展に際して、作品の一瞬を小説化した短編集+オルセーの紹介本。小説は流し読みで十分かな。オルセーはパリとオルレアンを結ぶ鉄道の駅舎として建設された建物を美術館にしたそうで、建物自体も素敵で、こういう美術館を持って浮かない町並みとかもう最高かよ。2018/02/10

なむさん

7
フランスは嫌い。辻仁成さんは好き。フランス建築なら好き。モネも好き。よって、綺麗なものいっぱいの素敵な本だと思いました。美術への理解力が乏しくて、モネとかゴッホの、圧倒的分かりやすさが含まれている名画でないと「すごい!」と思えなかったのですが、辻さんの小説を読みながら眺めていると、ふーんそういう事か、と、ちょっと判った気になったり。オルセー美術館は元々は駅で、「最も醜い建築物」で「早く姿を消すべき」と言われていたとか…こわー…その後の見事な手の平返しも含めフランス人怖い。美しい建物が壊されなくて良かった。2018/12/23

m

5
オルセー美術館展の予習に。美術館に収蔵されている絵画の中から10枚を選りすぐり、一つの物語を紡いでいく。これは作家にしか出来ない絵画の楽しみ方だと思った。後半の説明をなくしてでも、一冊丸々この小説の方が良かったかも。もう少し読みたかったな。2014/06/23

takakomama

3
再読。オルセーの名画で綴った小説と、印象派ゆかりの地の紹介。2010年にオルセー美術館展に行ったことがきっかけで、絵画鑑賞が趣味になりました。あれから8年、知識も増えたかな?2018/04/10

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