出版社内容情報
茶の湯界の重鎮が語る四季の移ろいと京都の暮らしを、詩人の感性が12のテーマに綴る。
本書は2006年に刊行され好評を博した、同タイトル書籍の軽装版 。茶の湯界の重鎮が語る四季の移ろいと京都の暮らしを、詩人の感性が12のテーマに綴る。情感あふれる美しい写真が、読者を心豊かな誌へと誘います。 「礼」「器」「人」「花」…と、毎月一字表題で訥々と語り下ろされる堀内宗心宗匠のお話を、詩人・高橋睦郎さんの感性で再構成。やさしい語り口の向こうには、禅の修行に裏打ちされた宗匠の人生観、世界観、宗教観の広大な地平が広がっています。茶の湯を嗜む人、日本の伝統文化を愛する人、人生を見つめ直したい人すべてにおすすめの一冊。
【著者紹介】
堀内宗心(表千家・堀内長生庵前主)
1919年、堀内家三男として京都に生まれる。44年、京都帝国大学理学部卒業、同副手。46年2月、長兄、幽峯斎宗完(他次郎)死去により、長生庵を嗣ぐ。同年4月、表千家不審菴入門、内弟子として表千家先代、即中斎宗匠に師事。同年12月、建仁寺竹田益州老大師より兼中斎の斎号を受ける。53年、十二代堀内宗完を襲名。97年、甥の堀内國彦氏が宗完を嗣ぎ、宗心となる。99年、表千家家元より的伝を受ける。現在も表千家重鎮として各地で献茶や指導にいそしむ。
内容説明
心温まる名著が、お求め安い軽装版に。茶の湯界の重鎮が語る四季の移ろいと京都の暮らしを、詩人の感性が12のテーマで綴る。
目次
礼―睦月
器―如月
人―弥生
花―卯月
風―皐月
水―水無月
食―文月
音―葉月
佛―長月
茶―神無月
火―霜月
時―師走
一客一亭の茶事
「人間の明日へ」対談・堀内宗心+高橋睦郎
著者等紹介
堀内宗心[ホリノウチソウシン]
表千家・堀内長生庵前主。1919年、堀内家三男として京都に生まれる。44年、京都帝国大学理学部卒業、同副手。46年2月、長兄、幽峯斎宗完(他次郎)死去により、長生庵を嗣ぐ。同年4月、表千家不審菴入門、内弟子として表千家先代、即中斎宗匠に師事。同年12月、建仁寺竹田益州老大師より兼中斎の斎号を受ける。53年、十二代堀内宗完を襲名。97年、甥の堀内國彦氏が宗完を嗣ぎ、宗心となる。99年、表千家家元より的伝を受ける。現在も表千家重鎮として各地で献茶や指導にいそしむ
高橋睦郎[タカハシムツオ]
詩人。1937年、北九州に生まれる。福岡教育大学卒業。現代詩、短歌、俳句、小説、評論、演劇やオペラの台本、新作能、新作狂言など、幅広いジャンルで活躍。文化全体への積極的発言でも知られる。2000年度紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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