内容説明
美の思想家・柳宗悦。海外にまで及んだ溢れる想いを凝縮した決定版。李朝はじめ海外の「民藝」に親しむ、美の本質を知る。
目次
第1章 李朝(石工;陶磁器;木工;民画)
第2章 中国(陶磁器;家具・調度;彫刻;絵画;拓・碑;台湾衣装)
第3章 西洋(スリップウェア;陶器;ガラス;タイル;家具;絵画)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
251
下巻は海外篇。李朝、中国、西洋の民藝の美が開陳される。まずは李朝。陶磁器、とりわけ白磁の古雅で静謐な美に惹かれる。中国のものも、景徳鎮などはさすがにと思う。西洋篇では、バーナード・リーチが傑出する。こうして見ると、柳宗悦 コレクションは偏在しつつ、またそれゆえにこそグローバルな美が存在することがよくわかる。美の奥深さ、そしてそれを体感することの喜びを教えてくれる。逆に言えば、それは私たちが見落として(見ていない)美なのだろう。2024/11/24
アズル
12
図書館本。李朝のものに多くのページを割いています。石器が良い。台湾家具も、部屋に置きたいな。西洋のスリップウェアも、ぐちゃっとしていてかっこいいです。2020/01/28
tama
7
図書館本 上下まとめ借り P60,61の上の陶器どっちも好き。いつもの気合一発で作ったように見えるとこがいい。膳もいいなあ。日本のより、脚長くて高めだから箸遣いの下手なオラでも畳汚しにくい。色もいいわぁ。文房図。まるでマチスみたいな歪み具合だけど意外と落ち着いてる。一番驚いたのがp153下のアメリカスリップウェア。19世紀にこの感覚あったの!?USで!?物凄くシンプル!!あ~大皿かぁ。豆皿だったらねえ。2020/11/07
蘇芳
3
日本の美意識とは、なんとなくわかる。2011/02/07
AR
2
写真が大きく載っていて、見応えがある。やっぱいいなぁ。2013/01/08