内容説明
本書は、子どもたちにぜひ読んでほしい宮沢賢治の傑作ベスト3話を収録しています。漢字にはすべてひらがなをふってあるので、小さい子から読めます。難しい言葉や、難しい言い回しには、ていねいな解説をつけました。小学生から大人まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
如月小町
7
「銀河鉄道の夜」を借りたついでに、この本も借りてきた。子供の頃に読んだ物語の数々が、きらめきと共によみがえってきた。子供の頃は、ただ面白いと思っただけだったけど、今読むと、賢治の自然に対する畏怖と、その中に生きる幸せを感じる事が出来る。読み返してよかった。2020/10/16
のん
0
宮沢賢治の父を描いた小説「銀河鉄道の父」が面白かったので、子供向けのこちらも読むことに。傑作3作品は「雨にも負けず」「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」という括り。相変わらず「銀河鉄道〜」はつかみどころがない。感性が合わないのか…。ついでなので本棚に随分昔から眠っている新潮文庫版も読んでみることに。こちらは第三次稿らしく、前後がなくて、宇宙の場面は同じ。やっぱりファンタジーです。うーん難解です。宮沢賢治の童話は結末を急ぐものでなく、何度も繰り返して、詩のように文章そのものを鑑賞するものなのでしょう。2017/11/05