内容説明
繁栄を築いた徳川将軍家の真の姿に迫る。
目次
第1章 江戸に花開いた絢爛華麗な町人文化(庶民娯楽として江戸を熱狂させた元禄期の「江戸歌舞伎の開花」;武士と町人の生活文化の融合が「江戸情緒」独特の哀感を醸し出す;堅実経営で豪商として台頭した新興商人の筆頭「三井・住友・鴻池」)
第2章 天下泰平の世を騒がせた男たち(文化繚乱の元禄の世をもたらした将軍「徳川綱吉」の真実に迫る;綱吉に重用され異例の大出世を遂げた側用人「柳沢吉保」の功罪;泰平の世に見事仇討ちを果たす赤穂浪士を率いた「大石良雄」)
第3章 徳川中興の改革に挑んだ君臣の素顔(倹約励行と財政再建に邁進した名君「徳川吉宗」の独裁政治;人情を重んじた大岡裁きの名奉行「大岡越前守」の虚像と実像)
第4章 時代の転換期に現れた異端の為政者(悪評の影に隠された革新的な「田沼意次」の政治手腕を検証する;贅沢と歓楽の限りを尽くし将軍の公家化を極めた「徳川家斉」)
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
静岡大学教授。昭和19(1944)年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。静岡大学助教授などを経て現職に。専攻は日本中世史で、特に戦国時代史研究の第一人者としてよく知られる
井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。昭和29(1954)年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業。東京放送(現TBS)報道局の記者時代に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。その後作家活動に専念し、歴史推理・ノンフィクションに独自の世界を開拓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。