出版社内容情報
写真家・藤森武氏が「画壇の仙人」と称される洋画家・熊谷守一の生活に密着取材し、その晩年の日常生活と芸術観をつづったもの。
内容説明
この世に一冊だけの“魂”溢れる記録写真集。
著者等紹介
藤森武[フジモリタケシ]
写真家。昭和17年(1942年)、東京都世田谷区下馬生まれ。東京写真短期大学(現・東京工芸大学)卒。昭和37年、写真家土門拳に師事。昭和42年、凸版印刷写真部に入社。同45年からフリーランサーとなる。師の影響もあって、主に人物や生け花、古美術や仏像などをテーマに活動。全国の六十余館に及ぶ博物館の収蔵品撮影も継続中。日本写真家協会会員。土門拳記念館理事・学芸員
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感想・レビュー
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とも
3
近代美術館の熊谷守一の展覧会で入手。守一美術館で手にとって以来欲しくていたのでうれしいです。 いい写真です。2018/01/28
Maki
2
山崎努さんの本で知った画家を撮影した写真集。図書館で借りました。何十年も一歩も家から出ず、庭で飽きずに植物や蟻を観察している。言うことが一々全部独特で面白い。(本人と写真家それぞれの言葉が載っている)カラスと遊んでいる写真(「私は生きていることが好きだから他の生きものも皆んな好きです」)、植物に埋もれて一本の木に見える写真がなんとも良い。2015/09/12
uchiyama
1
好きな作家や画家の、私生活の年表的な出来事ではなくて、どんな服を着ていたのか、どんな家具を使っていたのか、家の間取りはどうだったのか、何を食べていたのか、など、生活そのものというのか、その暮らしぶりを知りたい、と思うことがあって、こういう本を手に取ったりするのですが、結局は、作品そのものの方が見たくなるのでした。2021/07/04