亀になったおばあさん

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784418045112
  • NDC分類 K973
  • Cコード C0097

出版社内容情報

イタリアの・児童書作家、シルヴァーナ・ガンドルフィの最新ファンタジー小説『Aldabura(アルダブラ)』の翻訳出版。心のなかに、ふっくらとしたやさしさを与えてくれるちょっと哲学的なファンタジー小説。

内容説明

この物語は、80歳の祖母と10歳の孫の、愛情豊かな深いきずなを描いている。孫の少女は長い道を通って、毎日のように祖母に会いに行く。でも彼女には腑に落ちないことがある。そこには生き方の違いにかかわる秘密がひそんでいる。やがて、祖母の身体つきが変わり、巨大な亀に変身してしまう。そうすることによって祖母は、老いるどころかかえって若返ってしまったのだ。死と不死をテーマにした哲学的な変身物語である。

著者等紹介

ガンドルフィ,シルヴァーナ[ガンドルフィ,シルヴァーナ][Gandolfi,Silvana]
寡作な作家で、1992年に第1作を発表してからこれまで、子ども向けの作品を6冊しか出していない。しかしそのほとんどが何らかの賞を取り、1996年には『むだに過ごしたときの島』で、イタリアでもっとも権威のある児童文学賞、アンデルセン賞を受賞している。物語はどれも独創的で、舞台はエキゾティックである。児童文学作家として、イタリアではすでに高く評価されている。現在はローマの中心街の小さなアパートで暮らしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たーぼー

44
世界一長寿の陸亀アルダブラゾウガメ。寿命200年。イターリャでは題名どおり、おばあさんが亀になる。このなんとも風変わりな話は荒唐無稽な虚構と老生のリアルな問題が結びつけられ、人は人であるべき、との当然事実を揺さぶり亀になるべきその意味と必然性が無限の大きさをもって迫ってくる。しかし当のおばあさんは「死をうまくかわすには変身すればいいのさ」などと飄々。哲学的示唆もあるがエアおばあさんと孫のエリーザが奏でる独特の調べに心温まればいい、と同時に親子間の絆をたまには思いやるのもいいかな、なんて考えさせられる作品。2016/12/06

akubinaka

5
イタリア児童文学。ファンタジーだけど哲学的。女優だったおばあさんは、年を取っても想像力は娘にも孫にも負けずたくましい。「夢見る力」は「念」となり強いパワーを持って、とうとうおばあさんは、200年の寿命を持つ「アルダブラゾウガメ」と変身してゆく。読了後にアルダブラゾウガメの画像を見たらもうエアおばあさんにしか見えません! 本カバーを外すと柔らかいスプリンググリーンが顔を出します。そこが亀を想像させるモスグリーンではないところが、この物語の本質と重なりました。2020/02/17

道錬

2
児童用と侮ってはいけない。設定がリアルに伝わってきて、背筋がぞっとするときがある。相手の意思を尊重することのむずかしさを考えさせてくれる。2018/12/20

アントモーサ

1
直向きな、率直なハッピーエンド。

bandil

1
比喩がとびきり面白い!それはこんな一節を一読すると解るでしょう。 「クー・クラックス・クランという秘密の仲間が夜中に集会を開くにはちょうどいいところです」児童書なのにKKKに出くわすとは思いませんでした。 内容はといえば、「老い」というともすれば陰鬱になる題材をあっけらかんと調理して、お手軽に読める作品に仕上げてあります。 ただ、そのため、深読みしないと作者は何を伝えたいのかを見失ってしまいそうにもなります。 サクッと読めるけどサクッと読んではいけない。そんな作品だと思います。2014/09/23

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