豊かに生きる

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784418025244
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人生の大半を日本とフランス両文化の中で暮らし、その二重生活だからこそみえてきた本当の意味での「豊かに生きる」コツをまとめたエッセイ集。家庭画報連載待望の単行本化。

内容説明

人生の大半を日本とフランス両文化の中で暮らし、その二重生活だからこそみえてきた本当の意味での「生きる」ということ。作家であり、またボーヴォワール、サガン等の翻訳家として著名な筆者がつづる「日常生活の中に感動をもつ」生き方エッセイ。

目次

第1章 生きることの喜び(豊かに生きるとは;サルトルとボーヴォワールと一緒に過ごした日本旅行)
第2章 豊かに生きるその日、その日(レジオン・ドノール勲章;オート・クチュールの学校;香り ほか)
第3章 人生の四季(一目惚れの友情;チャリティーコンサート;鎌倉にて ほか)

著者等紹介

朝吹登水子[アサブキトミコ]
作家、翻訳家、フランス文学者。1917年、東京生まれ。女子学習院に学ぶ。’36~’39年、フランスのブッフェモン女学校、パリ大学留学。’50年再び渡仏し、’52年にパリ・オートクチュールデザイナー資格を取得する。サガン、ボーヴォワールなどを翻訳し執筆活動に。’88年、勲三等瑞宝章、2000年、レジオン・ドヌール勲章受章
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュースの素

9
先祖からして素晴らしい。やはりこんな生まれでないと本当の豊かさや上質の神髄は得られないとつくづく思う。普通の平民はどうしたらいいのか、困ってしまうほどの本当のセレブだ。昔、「装苑」に文を書いていらしたので馴染みの方だ。祖父は何とカネボウの創始者。日本の紅茶の不味さや不満も書かれている。それは同感。2017/07/25

noémi

5
朝吹登水子さんは、憧れの人です。惜しくも、少し前ご逝去なさいました。考えられないほどのブルジョアのお嬢様として育ちながら、なぜか十代の後半で虚無感に駆られ結婚、すぐに破綻。戦後、単身フランスへ。紆余曲折の末サガンの翻訳をして仏文学者に。とにかく、この方は骨の髄から贅沢というものに熟知しておられますので、変な見栄にとらわれることがない。自分の眼力を信じておられる。いいものはいいし、悪いものは悪い。とはいえ、登水子さんの生活、信条、廻りを取り囲む細々としたものの美しいことといったら。ため息がでます。2011/10/08

あおい

2
図書館本。サガンを読んで(私には合わなかったが)翻訳者の経歴と少し前に読んだエッセイの石井好子さんとも親戚だというので興味をもつ。いや、これ面白かった。一言で済ましてすまぬ_(._.)_ 実業家の家系に生まれ先の震災と大戦を経験し戦後間もなく洋裁を習いに貨物船(!)で渡仏し、努力と処世術と文才でジャーナリストぽい仕事を皮切りにサガンなどの翻訳、小説や随筆も手掛ける。ボーヴォワールとサルトルとは旅行する仲である、、、所々実家などの自慢ぽいのがくどいのだが、なんとも華々しく煌びやかな交流関係で溜息が出ちゃう2020/07/03

shushu

1
子どもの頃母親が購読していた「マダム」か「ミセス」で、作者の幼年時代を読んでました。英国人の家庭教師、軽井沢の避暑。とても印象的でいまだに記憶があります。そのため、特に目新しいこともなかったですが、今は存在しないような世界の雰囲気が強く感じられます。2015/03/08

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