出版社内容情報
茶の湯をやさしく解説する『お茶のおけいこ』シリーズ最新刊は、茶人必携の禅語ハンドブック。難解な禅語を相国寺派管長・有馬頼底師がやさしく解説していきます。聞き手は武者小路千家家元後嗣・千方可氏。通り一遍の用語解説にとどまらず、語句の背景にまで踏み込んだ対談になっています。豊富な脚注、多彩なコラム。カラーページでは、名品掛け軸も多数掲載しています。
内容説明
茶席の禅語の魅力は、禅語のもつ意味はもちろん、その禅語あるいは書に託され、にじみでた筆者の精神性、人格にある。そのため本書では、できるだけ「書」にこだわった。
目次
序章 賓主互換
1章 一座建立
2章 独坐観念
3章 和光同塵
4章 万法帰一
著者等紹介
有馬頼底[アリマライテイ]
1933年東京都に生まれる。8歳で得度。22歳のとき相国寺僧堂に入り、大津櫪堂老師に師事。相国寺派塔頭大光明寺住職、大本山相国寺派教学部長などを経て、95年臨済宗相国寺派管長に就任、現在に至る。金閣寺・銀閣寺の住職も兼ねる。相国寺承天閣美術館館長、社会福祉法人敬愛会理事長、京都仏教会理事長
千方可[センマサヨシ]
1975年京都市に生まれる。武者小路千家家元後嗣。慶応義塾大学大学院文学研究科修了。日本中世絵画史専攻。87年比叡山宗教サミットにおいて中国仏教協会一行に呈茶、初の公式茶会
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