内容説明
東京家裁及び大阪家裁の遺産分割部に所属した経験豊富な裁判官が、法解釈や実務の運用が統一されておらず、複雑・多様で解決困難な遺産分割事件について、手続の流れと実務上の問題点をわかりやすく解説。遺産分割の調停・審判を「敵対的・競争的な場から協働的・協力的な場」にしていくための実務の智恵と工夫を示した、遺産分割紛争解決のための基本書。
目次
第1部 遺産分割事件の特徴と進行(遺産分割事件の特徴;遺産分割調停の進行;遺産分割審判の進行;家庭裁判所の態勢)
第2部 遺産分割の実体法上の諸問題(相続人の確定と変動;遺産の範囲の確定;遺産の評価;特別受益;寄与分;遺産分割の方法;遺産の管理)
著者等紹介
上原裕之[ウエハラヒロユキ]
広島高等裁判所判事
高山浩平[タカヤマコウヘイ]
羽曳野簡易裁判所判事
長秀之[オサヒデユキ]
東京家庭裁判所判事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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