内容説明
本書は、個人の基本的人権の擁護の要請と調和しつつ犯罪の捜査を適正に遂行するという観点から、その手続の上で問題となる捜査手段を選び出し、各般の論点について、第一線の検察官を中心に解説するものである。特に、捜査活動の様々な局面において適正迅速な職務執行に資するよう、判例や実務の実際と解釈運用上の指針を実践的に提供。刑事司法実務家及び研究者必携の書。
目次
1 警察官の職務執行と犯罪捜査
2 捜査の端緒
3 任意捜査
4 捜索・差押
5 逮捕
6 勾留
7 被疑者の取調べ
8 参考人に対する強制捜査
9 鑑定
10 検証