内容説明
司法試験をはじめ、その他各種試験の基本書として受験生に絶大な信頼を寄せられるロングセラー。新たな憲法判例や憲法学の成果、動向を十分にとりいれ、かつ『第四編 基本的人権の保障』を中心に、大幅加筆補正した。
目次
第1編 憲法の基本観念と日本憲法の展開
第2編 国民主権と政治制度
第3編 裁判所と憲法訴訟
第4編 基本的人権の保障
第5編 平和主義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいけい
10
2023年1月25日(水)読了。初読。日本国憲法をどう解釈するか体系的に記述。なるほどこう読むのか、考えるのかと教えられた。簡潔に書かれた条文や判例から、ここまで読み取るのかと驚かされたことが度々あった。30年以上前に書かれた本だが日本国憲法を取り巻く現状を考える基礎となると思う。他の学者はどのように解釈しているか比較してみても良いだろう。条文だけでなく多数の判例にも触れて裁判所ではどのように解釈しているか実例からも解釈している。日本国憲法は概ね日本国民対象だが世界の人権思想から結実したことも触れている。2023/01/25