内容説明
今日における国際関係は、現象を追っただけでも目まぐるしくかつ流動的である。国境を越えた人、物、資金、情報の動きは激しく、国家間の相互依存関係は一層深まり、世界はますます狭くなりつつある。それ故、各国の国際協力が要請される一方、個別国家の主権を主張する立場からの根深い抵抗もある。国際法の入門的な学習を終えて、さらに理解を深めようとする人々を対象とする。演習教材として好適書。
目次
1 近代国際社会の構造とその変化
2 国際法大系
3 国家の成立
4 国家の権利義務
5 国際組織
6 国際協力
7 領域
8 海洋
9 領域の利用
10 個人
11 国家機関
12 条約
13 国際責任
14 紛争の平和的処理
15 国際安全保章
16 武力紛争