出版社内容情報
日本庭園を研究する上での基本文献である『作庭記』を、注釈と図版、写真を多用することでわかりやすく解説した一書。
日本庭園を研究する基本文献で「庭園のバイブル」とも呼ばれる『作庭記』の解説書。難解とされる秘伝書を「古谷メソッド」という方法を使って言語学の視点から分析的に読み解いています。注釈を多く入れ、わかりやすい文がついているため、古文の苦手な人にも気軽に読める一冊になっています。難解な条文は、図版と写真を使って解説してありますので、古代の庭の造形を視覚的に捉えることができます。従来の解説書には無い新たな知見が全編にわたり得られ、庭園愛好家には興味の尽きない必読の書と言えます。
【著者紹介】
波多野 ?ェ:1949年東京生まれ。1971年日本大学文理学部卒。四十路に近いある日、突然庭園美に目覚め「日本庭園研究会」に入会、独自の視点で庭園の研究を始める。現在は「日本庭園協会」に所属する。
目次
第1部 定本『作庭記』本文
第2部 定本『作庭記』現代語訳
第3部 『作庭記』の解読(石を立てむ事先づ大旨を心得可き也;石を立つるには様々有る可し;島の姿の様々を言ふ事;滝を立つる次第;遣水の事;立石の口伝;石を立つるには多くの禁忌有り;樹の事;泉の事;雑部)
著者等紹介
波多野寛[ハタノヒロシ]
1949年東京生まれ。1971年日本大学文理学部卒。庭園愛好家。ある日突然庭園美に目覚め、以来25年庭めぐりの旅を続ける。現在は日本庭園協会に所属する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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壱萬弐仟縁
Masai