出版社内容情報
釉薬と焼成は不可分なものです。釉かけのテクニックや焼成のポイントも修得できるように、詳しく解説・紹介します。
内容説明
趣味の専門店の陶芸コーナーや陶芸材料店では何十種類もの釉薬が販売されていますが、釉薬の実際の焼き上がりの色、釉薬の掛け方、本焼きの温度などは、技法書をひもとくか、経験者に聞くしかありません。また実際に釉を掛けて焼成しても、その釉薬が持っている色のとおりに焼き上がったのかを比較できるテストピースは、ほとんど市販されていません。さらに、釉薬が均一の厚さに掛からない、いつも口縁の釉薬が薄くなるなど、成形の工程の場合より釉掛けにおいて技法的な壁に突き当たっている陶芸愛好家が多いのが現状です。本書は、そうして問題に直面している陶芸愛好家のために企画されました。
目次
第1章 釉薬焼成見本(鉄釉;藁灰釉 ほか)
第2章 釉薬の掛け方(釉薬を掛ける道具、釉薬の濃度;釉薬を溶かす ほか)
第3章 土と釉薬(土と釉薬;焼成データ ほか)