内容説明
人生80年の時代、増大する自由時間をいかに人間らしく生きるか。―ドイツ現代哲学の泰斗、J・ピーパーの“レジャー哲学”を論じながら、日本的レジャーのあり方について深く考える。
目次
ヨゼフ・ピーパー先生に学んだこと(渡部昇一)
ヨゼフ・ピーパーの文学哲学(稲垣良典)
ヨゼフ・ピーパーのレジャー哲学―文化の基礎としてのレジャー(松田義幸)
ピーパーの「レジャー観」をめぐって(座談会)
レージャと人間実存(ヨゼフ・ピーパー)
「ゆとり」について(土居健郎)
ピーパーと土居健郎の往復書簡(ヨゼフ・ピーパー;土居健郎)
ゆとりとレジャーについて
「ゆとり」と恵み(稲垣良典)
ピーパーの世界との出会いから(後藤由紀子)