内容説明
広告、空間、装幀など、さまざまなフィールドで活躍する7人の女性アートディレクター。彼女たちはどのようにオリジナルなデザインを生み出しているのか。デザインの道を志したきっかけや日々の修練法、作品をつくる上で大切にしていることなどその視点と考えを探っていく。
目次
平林奈緒美・PLUG‐IN GRAPHIC
長嶋りかこ・博報堂
福岡南央子・ドラフト
帆足英里子・ライトパブリシテイ
宮田裕美詠・ストライド
程藜・日本デザインセンター
高井薫・サン・アド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nutts
2
これは素晴らしい。アーティストではないアートディレクター。その先端を行く7人が、自分の今に至るまでを振り返る。自身の語りであるところを差っぴいても、吸い込まれるように読んでしまう。表現者でありながら、ビジネスパーソンとしてもプロでなければ一流になれない世界。高校生は進学前に、大学生は3年生になる前にぜひ読むべき。うすっぺらいマニュアルでは描かれることのないまっすぐな気持ちと、奇麗事ではすまない悩みと折り合いと、その全てを楽しそうに力強く乗り越えていく様が、心地よい。2010/07/30
千枝
1
苦手な人といい感じに思える人がいる。女性という切り口にしたところでそこにどれだけの共通点があるのかというと、大してない。それがいい。2011/08/05
シラヌイ
1
話題の女性アートディレクター7名へのインタビュー集。それぞれの生い立ちとか育ってきた環境とか、どういう風に学んできたかとか。皆それぞれ違うようで同じようなところをたどっているのだなぁと思った。平林奈緒美さんのデザインはかなり好き。女性的という範疇を超えていてスッとしてロジカルで。デザインを仕事にできたらと考えている若い人が読んだら、すごく刺激受けるだろうなぁ。2010/12/18
in_rainbows
0
女性ならでは、というよりは6人の個性あるアートディレクターの視点がかいま見えた本、という感じ。面白かった。2015/03/31
中田洋介
0
とてもおもしろかった。制作の現場において、カメラマンでもエディターでもデザイナーでもみんなが読むべき一冊。2013/04/16