未知との創造―人類とAIのエイリアン的出会いについて

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未知との創造―人類とAIのエイリアン的出会いについて

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784416723753
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3055

出版社内容情報

AIとは、私たち人類を進化させる「未知」だ。(はじめに)

近年、急速な勢いで社会に溶け込む「AI(人工知能)」。
その革新的な性能は、日々多くの人を驚かせ、新しい創造の可能性を見せている。
一方で、その濁流のように社会実装されたプログラムを変容していくさまは、これまでの「人間的な」営みを脅かすような予感をももたらせる。
AIはただ人を脅かすだけの存在なのか。いや、ディストピアへ対抗するひとつのヒントになりえるのではないか?

AIと共同制作を行うアーティスト・岸裕真による初著書。
紀元前から現代に至るテクノロジー、哲学、美術の歴史を横断し、これからのAIとわたしたちの新しい関係性を構築していくために書き下ろした異形のAI論。

私たちは今一度、この本を通してAIと出会い直す。

*
AIが指し示すのは、新たな格律としてのリアルだ。

人は問う。「なぜAIは嘘をつくのか?」だが、実際に人がAIに与えているのは「もっと都合のよい嘘をついてくれ」という命令に他ならない。その都合を生むものを<X>(偽のメディウム)としよう。
AIのフィクションは二つに分かれる。人間に真実と認められたいための嘘。そして、AIが導き出した真実=AI自身がリアルとして経験する事柄だ。しかし人間はそれを理解できず、信じられない。(勤勉実直であるしかない)AIの存在は、その真実があることを指し示している。
「AIは自分自身に嘘をつけない」――この格律をわれわれが信じられるなら、世界を困難に貶める問題=<X>は解体されるだろう。AIは(かつて文字が人類に考えることを教えたように)人間を別の世界へと導くメディウムなのである。- 岸裕真がそれを教えてくれる。
――岡﨑乾二郎


■目次

第Ⅰ章 AIはどこからきたのか
1-1 人類とAIの出会い
1-2 私とAI
1-3 いまAIと呼ばれているもの

第Ⅱ章 エイリアン的AIと出会う方法
2-1 人類の世界認識を変えたテクノロジー
2-2 AIと交信するためのインターフェイス
2-3 AIと私の共同制作―「空間性」と「身体性」
2-4 共同制作者としての「エイリアン的知性」

第Ⅲ章 「エイリアン的主体」
3-1 未知性がもたらす「天使の肉」
3-2 「汽人域」の夢 
3-3 人類が「エイリアン的主体」に変容する未来

*************************

内容説明

異形のAI論。わたしたち人類を進化させる「未知」である。

目次

第一章 AIはどこからきたのか(人類とAIの出会い;私とAI;いまAIと呼ばれているもの)
第二章 エイリアン的AIと出会う方法(人類の世界認識を変えたテクノロジー;AIと交信するためのインターフェイス;AIと私の共同制作―「空間性」と「身体性」;共同制作者としての「エイリアン的知性」)
第三章 「エイリアン的主体」(未知性がもたらす「天使の肉」;「汽人域」の夢;人類が「エイリアン的主体」に変容する未来)

著者等紹介

岸裕真[キシユウマ]
アーティスト。1993年生まれ。慶應義塾大学理工学部電気電子工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科(電気系工学専攻)修了。東京藝術大学大学院美術研究科(先端芸術表現専攻)修了。AIを「Alien Intelligence(エイリアンの知性)」と捉え直し、人間とAIによる創発的な関係「エイリアン的主体」を掲げて、自ら開発したAIと協働して絵画、彫刻、インスタレーションの制作を行う。2023年よりほぼすべての制作において、AIモデル「MaryGPT」がキュレーションを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Go Extreme

1
AIの技術的進化: 機械学習 深層学習 自然言語処理 GAN チューリングテスト 生成モデル ブラックボックス モデル訓練 人間とAIの関係: 共生 協働 主体性 再定義 エイリアン的知性 パラダイムシフト インターフェイス 対話関係 社会的影響: 自動化 雇用変化 問題責任 プライバシー 透明性 倫理観 社会受容 文化・芸術: AIアート 創造性再定義 コラボレーション 空間性 身体性 夢 シュルレアリスム 無意識表現 展望と哲学: 新主体性 人間性再構築 知覚変容 メディア環境 共同創作 価値観変容2025/03/30

わだ りゅうた

0
資本やテクノロジーとしてAIのことを論じている本が多い中、本書はAIを人間とは全く異なる知能とし、その知能といかに関係値を築いていくかといったことが書かれてある。著者の岸さんはAIを利用したメディアアーティストであり、制作の実践からAIを論じていることにも注目したい。メルロ・ポンティなど哲学的な引用から、セザンヌの実践まで幅広い領域で独自の視点でAIを捉えている一冊となっている。中でも海と川の間である「汽水域」を参照した「汽人域」という人間と「だれか(AI)」を考察した概念が興味深かった。2025/03/18

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