出版社内容情報
住宅設計のプロたちが手がけた1000件以上の事例から、本当に使える間取りを厳選!
家族構成・目的別で探せる「あなたにとっての間取りの答え」
書籍、雑誌、動画、SNS……。
「良い間取り」の情報はあふれていますが、
「あなたにとっての正解」となる間取りがどんなものか?
どうやって探せばよいか? わかるでしょうか?
ちまたで良いとされる動線や収納の工夫ばかりに振り回されて、
「本来押さえるべきポイント」を見失っていませんか?
たとえば、子育て世代の4人家族が暮らす家と、60代のご夫婦が暮らす家。
年齢や家族構成が変われば、間取りに求められる要件も当然変わってくるはずです。
では、良い間取りは住み手の数だけ無数にあるのかといえば、それも少し違います。
子育て世代の4人家族なら、どの家族にも喜ばれる工夫や共通して配慮すべき事柄があるでしょう。
60代のご夫婦にも、最適な間取りとしておすすめできるスタンダードがありそうです。
本書では、「住み手が○○なら……の模範解答を先に見ておく」というアプローチを提案。
設計歴20~40年ほどのベテランが多く所属し、主に東京、神奈川、埼玉で活動する建築士の団体「建築家31会」に所属する建築士たちが、
各々の経験則を持ち寄り、「住み手が◯◯なら、間取りはこんなふうに考えるとよい」というエッセンスを集めました。
住み手の属性ごとに共通する汎用性の高い工夫や仕掛けを、実在する間取りを使って解説しています。
長年家づくりに関わってきたプロたちの経験則が凝縮された間取りの数々は、
理想のわが家を手に入れるガイドマップ、考え方の出発点となるはずです。
最初に「答え」を見てから間取りという難問を解き始める―そのための手引き書として本書をご活用ください。
あなたの家族や希望の条件に近い間取りが、きっといくつか見つかるはずです。
■目次
子育ての住まい
【動線】家事ラク動線の基本は、キッチンを軸に回すこと
【和室】畳の部屋をつくっておくと、助かる場面が次々と…ほか
夫婦の住まい
【集う】友人たちと楽しむ部屋は、リビングとは別に設けたい
【休む】寝室を分けるなら、気配くらいは感じられる程度に…ほか
親子の住まい
【母と娘】外に対しては閉じる。内側では大きく開く
【母と息子】親が子の世話をする。子も親の世話をする…ほか
お客さんを招くなら
【打上げ】大人数でもスマートにさばける、土足廊下にはメリットがいっぱい
【打合せ】自宅兼仕事場をつくるなら、公私のゾーンをはっきり分けて…ほか
アイデアがあふれる住まい
【離れ】特別なこだわりがある部屋は、一室だけ離れにしよう
【野外】室内にアウトドアを引き込む、土間+スノコのセンター配置…ほか
**************
【目次】
子育ての住まい
【動線】家事ラク動線の基本は、キッチンを軸に回すこと。/平屋なら、抜けをつくって光と風をコントロール。
【和室】畳の部屋をつくっておくと、助かる場面が次々と。/助っ人の待機場所は、家族から少し離れたところに。
【遊ぶ】安全とプライバシーが気になる人は、両方守られる中庭型で。/リビングがもう一つあると、おおらかで寛容な親になれる。/思いきり駆け回れる家があってもいいじゃない?
【学ぶ】スタディコーナーのトレンドは、2階の日当たりが良い場所。/リビング横のスタディコーナー、余裕があれば対面式に。/子供がたくさんいる家庭は、一部屋を順繰りに使ってもいい。
【収納】大きな収納を設けるなら、出入口を複数つくろう。/ファミリークローゼットは、いっそ廊下に。/畳むのが面倒な人の、セルフサービスクローゼット。/分散して設けるときの、長所と短所を教えましょう。
【洗濯】室内干し用のスペースは、一見ふつうの部屋でいい。/子供がたくさんいる家族は、洗濯物中心の動線がベター。
【炊事】料理好きも、料理嫌いも、クローズドキッチンに要注目。
【外部】「庭っているかな?」と思ったら、デッキと外壁で室内化を検討。
【面積】都市型3階建てのキモは、3階に何をもってくるか?/これからのキーワードは、「必要十分でまかなう」。
夫婦の住まい
【集う】友人たちと楽しむ部屋は、リビングとは別に設けたい。
【休む】寝室を分けるなら、気配くらいは感じられる程度に。
【娯楽】家族に子供が加わるまでは、シアタールームでのんびりと。
【中庭】いつも一緒があたり前なら、個室なんていらないかも?
【二拠点】田舎に建てるセカンドハウスは、意識的に自然を取り込む。/週末はプール付きの平屋でパーティーなんてどうでしょう?
親子の住まい
【母と娘】外に対しては閉じる。内側では大きく開く。
【母と息子】親が子の世話をする。子も親の世話をする。
【父と娘】在宅介護が苦にならない、吹抜けインターバルの効用。
【二世帯】適度に離しておくと、将来の選択肢が増える。/奥さま側両親との二世帯なら、玄関は共用でも大丈夫。/ご主人側両親との二世帯なら、できるだけ別々に分けておく。/「親世帯はひとり」という発想が、現実的には使いやすいかも。
【四世代】祖父+二世帯の四世代住宅は、祖父の部屋を要にすれば丸く収まる。
お客さんを招くなら
【打上げ】大人数でもスマートにさばける、土足廊下にはメリットがいっぱい。
【打合せ】自宅兼仕事場をつくるなら、公私のゾーンをはっきり分けて。
【独居】ひとり暮らしを楽しむなら、玄関は広く開放的に。
【中庭】気楽な近所付き合いを演出する、玄関ポーチと中庭の連結。
【料理】おもてなし好き奥さま公認。玄関直通のダイニングルーム。
【教室】わが家で○○教室を開くなら、素敵な専用動線のご用意を。
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