出版社内容情報
介護を受ける高齢者である前に、ちゃんとした“おとな”ではないか。
当たり前のことなのに、介護の現場では忘れられがちな気がする……。
そうした疑問と向き合ううち、おとなである利用者さんの「こんなことをしたい」という心の声にあらためて気づき、
それはレクリエーションを考え直すきっかけとなりました。
そして、心の専門家のアドバイスを受けながらたどりついたのが、「感情に働きかけるレクリエーション」です。
本書には、従来型の介護レクでは含まれないようなものもあります。
それらは、“おとな”である利用者さんの生きる意欲を応援するには、
「こんな介護レクがあってもいいのでは?」という視点から生まれたアイデア集です。
こうして生まれた本書が、利用者さんの人生をより豊かにするお手伝いができたら、と同時に、
介護に従事する方々のやりがいをサポートすることができたら、こんなに嬉しいことはありません。
内容説明
“おとならしさ”と“生きがい”をキーワードに、心の専門家のアドバイスを受けて考えた、“喜び”や“楽しみ”の感情がわいてくる介護レクリエーションです。
目次
第1章 世の中の役に立ちたい系レク
第2章 学びたい系レク
第3章 おしゃれ系レク
第4章 おとなの趣味系レク
第5章 音楽系レク
第6章 身体を動かす系レク
第7章 さんぽ系レク
著者等紹介
武藤清栄[ムトウセイエイ]
1976年、国立公衆衛生院(現国立保健医療科学院)衛生教育学科卒業。専攻は健康教育およびメンタルヘルス。医療法人梨香会秋元病院精神科での心理療法担当を経て、1985年に東京メンタルヘルス・アカデミー(現東京メンタルヘルス株式会社)を設立。関東心理相談員会会長、日本精神保健社会学会副会長。厚生労働省‐中央労働災害防止協会メンタルヘルス対策支援事業部会委員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。