出版社内容情報
とどまらない料理本ブームのなか、さまざまな展開、見せ方の本が書店に並びますが、
一方で、出版不況も叫ばれるなか、一頃よりも売りにくいという現状もあります。
実用書としての側面の強い料理本は、編集的なコンセプトから著者やスタッフ陣とのコミュニケーションが大事であり、
それがうまくいったものこそが、読者にテーマをしっかり伝えられ、結果に結びつくことになります。
本書では、そうした“良書”と呼ばれる料理書を約100冊をピックアップし、ビジュアルを見せるだけでなく、
それぞれのADによる、デザインコンセプトや制作背景などのインタビューをしっかり掲載。
編集のコンセプトをふまえながらの話は、良い料理書のヒミツを紐解くものであり
ページをめくるだけではわからない、貴重なエピソード、内容になっています。
料理書を手がけるグラフィックデザイナーをはじめ、料理業界、出版業界に関わる人は当然ながら、
料理本に興味があるすべての人が楽しめる内容であり、
良い料理書は、他との違いはなんなのかがわかるはず。
初となる料理書に特化したデザイン書として、保存版的な一冊です。
内容説明
長きに渡って名著とされてきたもの、実際に店頭でよく売れたもの、料理書のデザインを語るうえではずせないものなど、様々な側面での良書を選書し、各ADにインタビュー。
目次
1 デザインの普遍性(野菜だより;休日は麺。 ほか)
2 著者の世界観に寄り添う(イタリア料理の本;スープとパン ほか)
3 プロセス写真で魅せる(やさしいお菓子;長尾智子の毎日を変える料理 ほか)
4 実用を伝えるデザイン(材料入れてコトコト煮込むだけレシピ;サンドイッチ教本 ほか)
5 読み物としてのデザイン(だれもおしえなかった料理のコツ;ヨーガンレールの社員食堂 ほか)
著者等紹介
鈴木めぐみ[スズキメグミ]
食を中心とした雑誌の編集者を経て、カフェ・カンパニー株式会社が運営する料理本専門書店「COOK COOP」のブックディレクターに。現在、実店舗は構えず、食の本棚のコーディネートやイベント企画を行う他、雑誌やウェブなどメディア寄稿も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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