出版社内容情報
女性陶芸家に好んで使われている釉薬の色を紹介します。
陶器の美しい色は、釉薬(ゆうやく)と呼ばれる原料を陶器に掛けることで生まれます。
その釉薬の色を、女流陶芸家に好まれる色を中心に紹介します。
釉薬の色見本
カフェオレボウル: 21色の釉薬 × 赤土の陶器、白土の陶器の2種類 × 焼き方(酸化、還元)
プレート : 21色の釉薬 × 赤土の陶器、白土の陶器の2種類 × 焼き方(酸化、還元) × 重ね掛け釉薬(3色)
21色の釉薬をつかった作家の作品
陶器の焼き方(酸化、還元)とはなにかなど、陶芸の基本も説明しています。
内容説明
釉薬は陶磁器の表面を覆うガラス質の膜で、陶磁器の強度を強くし、美しい色を発色します。本書では、使用する土、焼成方法、濃度などで異なる発色をする釉薬の色見本を全21色、336のパターンを紹介します。
目次
透明感のある釉薬(3号白萩;3号土灰;茶あめ;1号失透透明;淡青磁 ほか)
半透明・不透明な釉薬(ワラ白;還元なまこ;しぶ柿;還元織部;マグネシヤマット ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やどかり
22
釉薬の色見本と重ね掛けのサンプル、実際にその釉薬を使った器が載っている。器もシンプルで味のあるものばかりで、見ているだけで楽しくなる本だった。同じ釉薬でも土や焼成方法で色が変わるのがおもしろい。以前少しだけ陶芸を習っていたことがあったけど、その時は釉薬が選べなかった。また陶芸がやりたくなった。その時は釉薬も選んでみたい。2015/10/06
かわうそ
14
目の保養のため、説明抜きで写真のみ眺めてみた。学生の頃に必修科目として陶芸もあったが、当時は残念ながらあまり興味を持てず、漫然と作業をこなしてしまった。別にちゃんと勉強しておけば良かった的な後悔は全くない。今になってすごく素敵だなーと思う。物の良さが素直に自分の中に響くようになってきたことが嬉しい。本書は写真も器もとても可愛らしくて美しく、見ながら「この器にあの料理を盛ったらいいだろうな」「これもいいな」と楽しくなってしまった。色も形も品が良く、凛とした空気が漂っており、心の栄養を得られたような気がする。2015/10/06
ももとり
0
綺麗で良い。作りたくなる。2017/04/18
epitaph3
0
2015年330冊目。2015/08/12
つえ
0
素敵。 老後は釉薬を研究できたら幸せだろうな。2014/01/29