出版社内容情報
作物を上手に栽培するための土づくりに大切な土壌改善の知識を、イラストや図表で実践的に解説します。
作物をうまく栽培するために最も大切な要素である土(土壌)ですが、何年も栽培を続けるうちに、物理性の悪化や栄養成分の偏り、病原菌の蔓延など様々な問題が発生するようになります。そこで、土壌の状態を元通りに戻したり維持するために「土壌改良」が行われます。本書ではこの土壌改良の基礎知識を中心に、土壌管理法を実践的かつやさしく解説します。また、前刊『知っておきたい土壌と肥料の基礎知識』で触れなかった知識をまとめ、各解説では、前刊同様にイラストや図表を使ってビジュアル的な理解を助けます。
1章:土壌改良と施肥
営農と土壌状態を考える、良好な土壌とするために、土壌・作物診断、施肥改善、土壌改良と土壌管理
2章:土壌化良材による土壌の維持
有機物資材、微生物資材、無機質資材
【著者紹介】
加藤 哲郎:東京都農林総合研究センターで長年にわたり土壌肥料や植物栄養について研究を続け、退職後の現在でも最先端で情報を発信し続けている土壌と肥料のスペシャリスト。
目次
1 土壌に負荷を与えないための土壌改良と土壌診断(営農と土壌状態を考え;良好な土壌とするために ほか)
2 土壌に負荷をかけないための施肥と土壌管理(施肥改善;土壌改良と土壌管理)
3 各種の土壌改良材(有機質資材、微生物資材;無機質資材)
4 環境保全のための農業・環境対策と問題点(農業と環境の現状・接点;農業の問題点と環境への問題点)