内容説明
いま、5歳の子どもでも楽しめるコミュニケーション・プログラムが注目されている。囲碁という日本の伝承遊びをもとにしたプログラムで、ゲームとして楽しんでいるうちに、だれとでも自然に最適なコミュニケーションをとることができる。このプログラムの活用は一九九四年に始まり、驚異的な効果を上げて教育や福祉の現場、地域社会に広がりつつある。本書は、そのプログラムの実践現場を紹介するとともに、プログラムに含まれたコミュニケーションの心と形を描き出したものである。
目次
思いがけない成功―劇的な変化
ふれあい囲碁プログラム
タテの人間関係
空白の三十年
生きる力?
杖をつかずに歩いた!?
おやじの会
共感を“創る”
ハンデは個性
ふれあい囲碁を実践する
感性豊かな人を探そう
著者等紹介
横内猛[ヨコウチタケシ]
1962年東京都中野区に生まれる。慶応義塾大学経済学部卒。86年読売新聞社入社。政治部、文化部記者を経て98年からフリーに。さまざまな社会問題の背景に人間関係の希薄化があるという視点から、「地域社会の再生」をテーマにして、教育、福祉、まちづくりなど地域活動の現場に飛び込み実践取材をつづける。とくに人間関係づくりの手段として囲碁をもとにしたコミュニケーション・プログラムを活用する運動は、新聞記者時代から精力的に取材・執筆をつづけ、自らも地域活動で実践している。CS放送囲碁将棋チャンネルの「週間碁界ニュース」でコメンテーターとしても活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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