出版社内容情報
種木とは、盆栽になる前の草木のこと。著者の塩津丈洋、久実子夫妻は、「種木屋」である塩津植物研究所を奈良県橿原市で営んでいる。研究所では実生、挿木、取木などさまざまな園芸技法を用い、種木から盆栽への仕上げまでを一貫して行っている。本書では、暮らしを見渡せば必ず出合うことのできる草木、例えばサクラやケヤキ、イチョウ、マツなどの誰もが馴染みのある植物を中心に、およそ200品目・300種以上の植物を紹介。そのほか、盆栽道具として欠かせない如雨露や剪定鋏、選び抜かれた鉢、化粧を引き立てる地板や山苔なども掲載する。基礎的な植物の知識を提供しつつも、格式高いイメージのある盆栽をモダンにカジュアルに愉しんでもらうため、身近にある花や草木、鉢や器を通して盆栽のある暮らしを本を通して提案する。
本書は雑誌『フローリスト』の人気連載「草木育種」をまとめ、加筆したもの。誠文堂新光社「~ごよみ365日」シリーズの一冊。
■目次
1月1日 植物と共に(長寿梅)
2月17日 柔らかな春(河津桜)
3月22日 光を通す花(五葉木通)
4月3日 たくましく生きて(酸ノ木)
5月18日 誰かに話したくなる(馬鈴草)
6月22日 先端まで瑞々しく(水木賊)
……など多様な盆栽を掲載
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
130
盆栽好きには365日毎日楽しめる歳時記です。私は、盆栽に関しては、全くの素人なので、本書で、「盆」と「栽」に明確に別れることを初めて知りました。 私の誕生日は、アケビでした。 https://www.seibundo-shinkosha.net/book/flower/92469/2025/06/12
kaz
1
盆栽の凄い世界に圧倒される。図書館の内容紹介は『サクラやケヤキ、マツなどの誰もが馴染みのある植物を中心に、盆栽に仕上げた約200品目・300種以上の植物を、1日1ページ365日分を写真で紹介。ほか、盆栽道具、鉢、山苔なども掲載。「フローリスト」連載を加筆』。 2025/08/15
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