出版社内容情報
春の星空は、ほかの季節の星空にくらべて星の数が少ないのですが、大型の星座が多く、穏やかな春の気候とあいまって、ゆったりと春の星空を観察することができます。
春の星空では、なじみのある、ひしゃくの形をした「北斗七星」をたよりに、おとめ座、かに座、しし座など、いろいろな星座をさがすことができます。
春の夜に、夜空に輝く星ぼしを、北斗七星から延びる「春の大曲線」をたどりながら、次々に結んで星座を見つけることは楽しいことで、この本を夜空にかざして星の並びを観察するうちに、次第に星座の形がわかるようになってきます。
時刻によって、見える星や星座が違ってくることを知るとともに、星がどのように動いているかを知った上で、理科の教科書に掲載されている「星の色、星までの距離、水星、金星、内惑星の満ち欠け」のほか、実際に見たときに感動する「流れ星と彗星」などを解説しているので、理科学習の手助けになります。
この本では、オールカラーで写真と図版をを大きく掲載するのでとても見やすく、はじめて夜空を見上げる人でも、とても分かりやすく楽しめる一冊です。
なお、本文の漢字には読み仮名を振っていますので、小さなお子様でも充分楽しめます。
目次
星座の見つけ方
星の明るさ
星座図とは
方位を確かめる
星のものさし
春の星空の楽しみ方
春の星座の見つけ方
北の空
南の空
春の星空〔ほか〕
著者等紹介
藤井旭[フジイアキラ]
山口県山口市出身。1963年多摩美術大学デザイン科卒業。1969年、福島県に仲間とともに白河天体観測所を建設。1995年、オーストラリアにチロ天文台南天ステーションを作り、天体写真の撮影などに打ち込む。天体写真の分野では、国際的に広く知られている。天文関係の著書も多数あり、そのファンも多い。1983年、アメリカのローウェル天文台でB.A.スキッフ博士が発見した小惑星3872番は、Akirafujii(アキラフジイ)と命名されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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