出版社内容情報
2020年12月に小惑星リュウグウのサンプルを地球に持ち帰る「はやぶさ2」は、小惑星探査を目的とする小惑星探査機で、2010年まで運用された「はやぶさ」の後継機。
この本は、太陽系の起源・進化と生命の解明、そして深宇宙探査技術の確立に挑む「はやぶさ2」の全貌がわかる、豊富な写真と図版で構成されたグラフィカルな科学解説本です。
小惑星探査の意義や目的、メカニック解説、ロケット打上げ、小惑星リュウグウ探査、人工クレーター生成、地球への帰還とサンプルリターン計画を時系列に紹介していきます。
執筆陣は、本書の監修を務める吉川真ミッションマネージャーをはじめ、津田雄一プロジェクトマネージャー、研究者やエンジニアなどのミッションメンバー総勢45名が、それぞれの担当項目を徹底解説。
順風満帆に見える「はやぶさ2」プロジェクトですが、その裏では科学者たちのたゆまない努力、試行錯誤の連続であったことがわかります。
ミッションメンバーたちの「はやぶさ2」にかける思いと情熱がつまった1冊。
(執筆者一覧・50音順)
安部正真(JAXA)/荒井武彦(足利大学)/荒川政彦(神戸大学)/石黒正晃(ソウル大学)/今村裕志(JAXA)/大野 剛(JAXA)/岡田達明(JAXA)/尾川順子(JAXA)/菊地翔太(JAXA)/北里宏平(会津大学)/黒田大介(京都大学)/神山 徹(AIST)/佐伯孝尚(JAXA)/坂谷尚哉(立教大学)/澤田弘崇(JAXA)/嶌生有理(JAXA)/嶋田貴信(JAXA)/杉田精司(東京大学大学院)/武井悠人(JAXA)/竹内 央(JAXA)/橘 省吾(東京大学・JAXA)/田中 智(JAXA)/月﨑竜童(JAXA)/津田雄一(JAXA)/照井冬人(JAXA)/戸田知朗(JAXA)/中澤 暁(JAXA)/竝木則行(国立天文台)/西山和孝(JAXA)/野口里奈(JAXA)/野田寛大(国立天文台)/藤井 淳(JAXA)/細田聡史(JAXA)/水野貴秀(JAXA)/三桝裕也(JAXA)/村田泰宏(JAXA)/森 治(JAXA)/山田哲也(JAXA)/山本幸生(JAXA)/横田康弘(JAXA)/吉川健人(JAXA)/吉川真(JAXA)/吉田和哉(東北大学大学院)/吉光徹雄(JAXA)/渡邊誠一郎(名古屋大学大学院)
■目次
はじめに
Chapter1 「はやぶさ2」プロジェクト概要
Chapter2 「はやぶさ2」の機体と機器
Chapter3 打上げから小惑星リュウグウ到着まで
Chapter4 小惑星リュウグウ探査
Chapter5 地球帰還、そして次のミッションへ
Epilogue 「はやぶさ2」の成果
おわりに
執筆者一覧
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内容説明
総勢45名のミッションメンバーが各項目を徹底解説!!順風満帆に見える「はやぶさ2」プロジェクト。その裏では、関係者のたゆまぬ努力と試行錯誤の連続だった。「はやぶさ2」の計画から打ち上げ、現在までの運用から拡張ミッション。探査機や搭載機器、さらにサイエンスとしてわかってきたことを豊富な図版と共に解説していく。
目次
1 「はやぶさ2」プロジェクト概要(小惑星探査とは;「はやぶさ」から「はやぶさ2」へ ほか)
2 「はやぶさ2」の機体と機器(小惑星探査機「はやぶさ2」;「はやぶさ」と「はやぶさ2」の違い ほか)
3 打上げから小惑星リュウグウ到着まで(打上げ準備作業;「はやぶさ2」打上げ ほか)
4 小惑星リュウグウ探査(リュウグウ到着;小惑星リュウグウの地名 ほか)
5 地球帰還、そして次のミッションへ(リュウグウ出発;帰還巡航運用 ほか)
Epilogue「はやぶさ2」の成果
著者等紹介
吉川真[ヨシカワマコト]
小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトのミッションマネージャを務める。JAXA宇宙科学研究所宇宙機応用工学研究系准教授。理学博士。東京大学理学部天文学科、同大学院卒業。日本学術振興会の特別研究員を経て、1991年から旧郵政省通信総合研究所に勤務。1998年に旧文部省宇宙科学研究所に着任し、現在に至る。専門は天体力学。小惑星や彗星といった太陽系小天体の軌道解析が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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