「絆」を築くケア技法ユマニチュード - 人のケアから関係性のケアへ

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「絆」を築くケア技法ユマニチュード - 人のケアから関係性のケアへ

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784416619759
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0047

出版社内容情報

科学ジャーナリストが第三者的視点でとらえた、ケア技法「ユマニチュード」。

ユマニチュード・インストラクター試験を首席で合格、科学ジャーナリストでもあり、大学でコミュニケーションを教える著者が、ユマニチュード考案者イヴ・ジネスト氏と、日本の第一人者本田美和子氏の導きにより、発祥国フランスで、そして日本の介護現場で見てきた、ユマニチュードの「今」、そして「未来」。

なぜ、このケア技法で、認知症の人と心が通うのか。
ケアの中心に「人」ではなく「人と人との関係性」を置くとはどういうことか。
発祥国フランスでは、どのようにケアの水準を保ち、どのように、ケアをする人までもが誇りと幸せを感じる状況を実現しているのか。
科学ジャーナリストの視点から、「ユマニチュード」の等身大の姿を紹介します。

また本書では、ユマニチュードのエビデンス(科学的根拠)についても詳述。
ユマニチュード導入によって、認知症の行動・心理症状が改善、家族の介護負担感が軽減、さらに、急性期病院での「身体拘束」が半減するなど、ここ数年で科学的に実証されてきた研究内容をわかりやすく解説します。

【本文の内容を一部ご紹介】
■第1章 自律を保証する~フランスのユマニチュード認証施設
・フランスでのユマニチュード認証施設訪問
・昼食はワインから
・食事は元ミシュランシェフが監修 ほか

■第2章 互いを認め合うケア~ユマニチュードの哲学と技術
・ケアの中心は「関係性」
・亡くなるその日まで立つ
・ケアにおける身体の復権
・人が人であるための4つの柱 ほか

■第3章 点から面へ~日本でのユマニチュードの広がり
・ユマニチュード、学校へ
・ユマニチュードとエビデンス
・始まった実証研究
・自閉症児の親の支援に ほか

■本田美和子氏インタビュー
■イヴ・ジネスト氏インタビュー

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

12
相手の心情を理解したケアは大切であるが、言葉のかけ方の工夫や接し方でこうも変わってくるとは。ユマニチュードの発想は1980年代から既にフランスで生まれていたものの、日本に伝わり始めたのは2010年代に入ってから。まだまだ発展途上の技術だとは思う。2020/07/08

だんでらいおん

6
【図書館本】2008年に発表された論文から始まる。フランス発祥の認知症高齢者に対するケア技法。すでに日本のいくつかの医科大学や医学部の必修科目になっているとのこと。実際障害者にも試みているとのこと。医療・福祉だけでなく、いろいろな状況に試せそう。2021/10/01

あきこ

3
看護師の「赤ちゃん言葉」が問題になったときのことを思い出した。自分で思うように動けなくても、自分の思いを伝えられなくなっても人間の尊厳は失われてなならない。本書を読んで改めて、その大切さを気づかせてもらえた。相手を見てあげる、のではない。認知症の人が暴れてしまうのは自分を守るためだという。そうか、人間は最後まで自分が自分であるために生きているのだ。つい上から目線になってしまう自分に反省だ。このたった一つの当たり前の大切なことをもっと広めたい。社会で共有したいと思った。2020/03/07

きぬりん

0
自身もユマニチュード指導者資格を持つ科学ジャーナリストによるルポ。フランスのユマニチュード認証施設への訪問記、ユマニチュードの基本的な技法とその背後にある哲学についての紹介と考察、日本でのユマニチュードの展開(教育機関での採用状況や実証研究の状況、認知症以外のケアへの拡大)という3章で構成されており、末尾には本田美和子氏・ジネスト氏へのインタビューが掲載されている。とりわけ、ユマニチュードの哲学面や実証研究に関する記述の充実は、類書にない特徴か。入門書には不向きだが、学術的関心にはある程度応えてくれる。2022/02/28

昌也

0
千葉市2021/02/19

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