出版社内容情報
美しく不思議な火山と火山地形、火山噴出物を厳選した迫力ある写真とともに詳細に解説。火山とは何か、噴火とは何かを知る一冊。
内容説明
息をのむダイナミックな景観、眼前に迫る灼燃の溶岩、平凡な風景に隠された大噴火の証拠、地球の歴史を変えた巨大火山の痕跡―。身近な日本の火山から世界の絶景まで、大迫力の大判写真と気鋭の火山学者による解説で、雄大かつ繊細な驚くべき火山の姿を描き出す。
目次
第1章 火山の世界
第2章 溶岩
第3章 マグマと水
第4章 貫入・割れ目噴火
第5章 火口・カルデラ・火砕物
第6章 テフラ
第7章 火砕流・山体崩壊
第8章 火山の恵み
著者等紹介
白尾元理[シラオモトマロ]
写真家。1953年、東京都生まれ。東北大学理学部地学科卒業。東京大学理学系大学院修士課程修了。主に火山、地質、地形などの写真を撮影
下司信夫[ゲシノブオ]
火山地質学者。1971年、茨城県生まれ。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修了。博士(理学)。現在、国立研究開発法人産業技術総合研究所活断層・火山研究部門研究グループ長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
58
噴煙を上げる火口、ゆっくり流れるマグマ、巨大なカルデラ、火山灰…さまざまな火山にかかわる写真が載っています。何度も雄大な風景に目が釘付けになりました。箱根や伊豆、富士山など身近な火山はやはり気になって、じっくり見ました。お馴染みの土地も視点が変わると全然印象が違います。2019/08/02
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
35
迫力満点の火山の大判写真集。火山写真の第一人者が撮影した100点を掲載。セスナをチャーターして空から撮影したり、船をチャーターして噴火する島をめざしたりと、自分自身が表現したいと思う火山の写真を撮影。30年の集大成。写真をながめるだけでなく、添えられたキャプションも興味深い。また章末にはしっかりとした解説もある。火山の虜になりそう。2019/07/21
入道雲
7
火山が堪能できる写真集。解説も分かりやすく楽しい。被害が出る火山活動は怖いが、荘厳な景色や地球の活動が見えるとなると魅了される。2025/01/26
タマヤ
2
いただいた本。火山国の日本にとって恩恵を受ける反面、良い影響ばかりではない。しかし漲る力強さと躍動感、荘厳さ、人々の行く手を阻むような荒々しい岩肌、絶対的な存在を誇示するかのように噴火し、赤々と滾る溶岩に命を感じずにはいられない。地球の拍動に心震え血潮が鼓動する。大切にします。ありがとう。2020/07/05
kaz
1
火山の遠景より、むしろ火山の産物である溶岩、火山灰、火砕流などの噴出物の写真に重点が置かれている。ブラタモリで地質関係で出てきた用語等を思い出しながら眺めるのは楽しいが、専門用語がちょっとわかりにくく、ついていきにくい。ところで「ここ10年ほどは火山の本の出版ブームとも呼べる状況が続いている」とのこと。知らなかった。 2017/10/27
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