出版社内容情報
杉原 厚吉[スギハラ コウキチ]
著・文・その他
内容説明
ジャンケンに勝てる確率を増やすには?役割分担…どうやって希望を叶える?余計な情報がミスを減らすってどういうこと?マーケティング部と営業部、どう公平に評価するか。スキーのコブをうまく滑る数学的コツ。数理的に教えるブランコの上手な漕ぎ方。ビルで災害が起きたらあわてず避難が正解。やっかいな問題がスッキリ解けるスウガク的思考のポイントを解説します。
目次
1章 仕事の場で役立つスウガクの技
2章 毎日の生活でトクをする方法
3章 趣味をさらに充実させるスウガクの技
4章 こんなとき、スウガクの力でどう解決する?
5章 幾何力を発揮して解決法を探る
6章 まだまだあるぞ、役立つスウガク
著者等紹介
杉原厚吉[スギハラコウキチ]
1973年、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了、同年、通商産業省(現・経済産業省)電子技術総合研究所研究官。80年工学博士、81年名古屋大学大学院工学研究科助教授。91年東京大学工学部教授、2001年同大学大学院情報理工学系研究科教授。2009年4月より明治大学研究・知財戦略機構特任教授。2010年より科学技術振興機構(JST)CREST研究代表者。専門は数理工学。だまし絵や錯視の数学的研究も行っており、ベスト錯覚コンテスト優勝2回、準優勝2回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei
14
数学は日常生活に役立つということが簡単に書かれている。『子供の科学』連載から、大人の人に読んでもらいたいものを選んで、大人向けにまとめなおしたとのこと。数学脳ではないので「こんなことも数学を使えば簡単に解決できるのか!」と目から鱗が落ちました。…でも「文字は線を丁寧に書こう」は数学なのか…?2017/12/31
黒豆
10
数学の実用例で説明、興味深い例多数、再度勉強してみたいと思わせられた。印象深い内容を紹介→じゃんけんの確率=癖、各自同じ割合で出さない。多数決=多いのが皆んな満足ではない。質の異なるもの比較=映画館の迫力、両眼立体視7m。7以上の選択肢をサイコロを複数回振って選ぶ方法。水深1mのプール最初の10cm抜けるのに1時間さて全部抜けるのにかかる時間は17.5時間。ショックだつたのは、宝くじの払い戻し率は50%以下に決められている。2017/04/19
yk
9
さらっと。知らないテーマについてはな~んとなくわかったといった感じw 身近なテーマをモデル化して考えてておもしろいです。言われてみれば、あそっかとなる感じがいいですね。2021/12/19
チェアー
7
サイコロで8つの選択肢を選ぶ方法、総当りのスケジュールをつくる方法、モンティ・ホール問題など、手強い課題が並んで参考になる。使える数学は面白い。でも使えなくても数学は美しい。2021/05/16
だいご
7
図書館本。数学の教員になりたい僕に取って生徒に教えられるような面白い知識を持っておいたほうがいいと思って読んでみた。数学は気づいていないだけで実はいろいろなところに使われている。それを知っているだけで世界が広がるのでは?もっと知識を深めたい2019/03/11