出版社内容情報
ミニ旋盤をハイレベルに使いこなすための、旋盤のしくみから、使い方、さらに高度な補助具の作り方までを完全解説する一冊。
ミニ旋盤の使い方において、素材や刃物の違いによる回転数や切り込み量など、切削技術の根本から懇切丁寧に解説。切削面の荒れや機材のビビりなどの対策を紹介。基本的な切削技法から、応用切削としては両センター加工、テーパーや球面、ローレット加工などの旋盤ならではの削り出しかたなど、さまざまな加工技術を紹介。ミニ旋盤によるネジ切り技術の応用では、横送りと主軸回転角度の連動を調節することによって、二条ネジやスクリューなどの複雑な形状を切削する。偏心軸の作成では、三つ爪チャックの取り付け順序を変えることによっての偏心固定を紹介。また、バイトや様々な治具も紹介。巻末付録には材料特性表と、主軸割り出しストッパー・主軸手回しハンドル・ダイスホルダーなどの自作ツール図面を掲載。
【著者紹介】
平尾 尚武:ものつくり大学製造学部準教授。スターリングエンジンの製作教室などを開催し、広く「ものつくり」の楽しさを教える活動をしている。
目次
1 ミニ旋盤の構造(ミニ旋盤の特徴;各部名称 ほか)
2 基本切削(切削条件;切削面荒れの原因と対策 ほか)
3 応用切削(穴あけ;ネジ切り ほか)
4 自作ツールと特殊加工(バイトの成形;旋盤作業で役に立つ治具 ほか)
巻末付録(材料特性表;自作ツール図面)
著者等紹介
平尾尚武[ヒラオナオタケ]
1975年、山口県生まれ。2007年、埼玉大学理工学研究科博士後期課程修了、博士(Ph.D)。2002年、ものつくり大学製造学科非常勤講師。2010年から、株式会社アグリクラスターにて地中熱ヒートポンプシステムの研究に従事(現在、研究開発室室長)。2011年、ものつくり大学客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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