出版社内容情報
公共空間の植栽における、香りのある植物の活用法についてのノウハウを1冊に。植物図鑑を収録した具体的な手引書です。
環境省主催で「みどり香るまちづくり」企画コンテストを数年前より行っており、地域の環境づくりを支援しています。※公益社団法人日本アロマ環境協会、一般社団法人日本植木協会、公益社団法人におい・かおり環境協会が共催。
このような流れのなか、公園や庭園など公共の空間の植栽において、香りのある植物の活用法、特に造園的な使い方についてのノウハウが求められていますが、具体的な手引書がないのが現状です。
芳香植物というと、類書は大部分がハーブやアロマテラピーに関するもので、それらでは草花は解説されていますが(芳香的な効果とアロマテラピーにおける活用法のみ)、樹木については香りのあるものを集めて解説された類書は最近のものでは見当たりません。
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本書は、香りのある植物にはどのような種類があるのかから、その特性と造園的な活用法を解説した1冊としてまとめました。
1 有用な香りの植物(草本、つる、木本)を200種類以上掲載、特性、植栽法を解説した図鑑編を収録
2 香りの植物の用途と緑化手法について、公園・街路樹・日本庭園・病院や福祉施設等各シーンごとに詳しく
3 香り植物を効果的に使用した植栽空間の事例を豊富に紹介
?@造園、園芸、建築関連の専門家、設計から施工、管理に携わる方まで。あるいはまちづくりに関わる行政関係者の方へもおすすめしたい1冊です。
→香りの植物に関する情報、活用法について、最新情報を盛り込んでいます。なかでも、香りのある樹木の図鑑は本書ならではの情報です。
?Aコンテナガーデンやハンギングバスケットを楽しむなど、ガーデニングに興味のある人、「みどり香るまちづくり」コンテストに応募しようとしているような、町全体の緑化にも興味がある一般の方にも役立つ1冊。
→専門的な内容をわかりやすく解説。写真や図を多用した植栽例を数多く掲載しています。
【著者紹介】
近藤 三雄:1948年神奈川県生まれ。1971年東京農業大学造園学科卒業。農学博士。東京農業大学造園学科教授(都市緑化技術研究室)、2014年退官。著書に『都市緑化』『アーバンガーデニング』(講談社)、『最新グラウンドカバープランツ』(誠文堂新光社)ほか多数。
内容説明
有用な香りの植物(草本、つる、木本)を200種類以上掲載、特性、植栽法を解説した図鑑編を収録。香り植物の用途と緑化手法について、公園・街路樹・日本庭園・病院や福祉施設等各シーンごとに詳しく解説。
目次
植物の香りゆたかな空間づくり―より魅力的な緑空間の創出に向けての知恵(香り植物による緑化とは;日本における香り文化;植物の香りと効果;日本人の生活と香り植物の利用の歴史;香り風景デザインからみた魅力的な緑の空間づくり;「みどり香るまちづくり」企画コンテスト受賞作品に見る香り植物による緑化の展開;香り植物の用途と緑化手法;香り植物による緑化、植栽上の留意点;海外の緑化空間における香り植物を使ったデザイン;ガーデニングデザインと効果的な香り植物の使い方;バラの香りを緑化に生かす;沖縄(亜熱帯)の香り植物による緑化)
主要な香り植物(草本;つる植物;低木;高木)
著者等紹介
近藤三雄[コンドウミツオ]
1948年横浜市生まれ。東京農業大学造園学科卒業。農学博士。東京農業大学名誉教授。「造園命」の看板を標榜し、都市緑化技術の開発、普及啓蒙に専心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。