高齢者につくってあげたいスイーツレシピ―おいしく楽しく食べて心と体の健康アップ

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高齢者につくってあげたいスイーツレシピ―おいしく楽しく食べて心と体の健康アップ

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  • サイズ B5判/ページ数 127p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416615393
  • NDC分類 498.59
  • Cコード C2037

出版社内容情報

高齢者の食生活にスイーツを上手に取り入れ心身の健康維持を。食べやすく、栄養面も考えた高齢者向けスイーツのレシピなどを満載。

低栄養状態の高齢者が少なくないことは知られています。身体的、精神的、あるいは経済的な原因から低栄養に陥ると考えられています。低栄養状態となった高齢者は食に興味を失い、心身ともにさらに衰え、介護が必要な状態となります。

そうした状態にならないようにするためには正しい食生活が必要なのですが、なかなか簡単に実践できるものではありません。そこで、まずは食べるということに興味を持ち続けることが大切となってきます。そしてそんな時に、役立てていただきたいのが本書です。

本書はスイーツのレシピと高齢者の食に関して書かれていますが、決してスイーツを食生活の中心にしましょうというものではありません。スイーツ(お菓子)は、子どもから大人まで体調を崩した時に食べやすい物であり、栄養補給にもなります。病気で体調が悪い時、ゼリーなら食べられる、プリンなら喉を通るなどといった経験を大方の方はお持ちでしょう。本書はそういう考えをベースにして作られています。

体調に問題があったり、歯の調子が悪かったりして、食欲が落ちた時に、写真で美味しそうと思って頂き、実際に家族、知り合い、ご自身で作ることで実際に味わっていただくというわけです。もちろんお菓子好きの高齢者の方々にもお勧めです。

スイーツ、特に冷菓は咀嚼しやすく、飲込みやすい物が多いので、高齢者に限定しないレシピも多く含まれていますが、本書では一般成人対象のものよりもより噛みやすく、飲込みやすいスイーツを選び、さらに食べやすく工夫したものもあります。

また高齢者の嗜好も考慮し、栄養面も考えています。さらに作りやすいように丁寧に作り方(写真付き)を紹介しています。低栄養改善のため、また逆にカロリー摂取を控えたい方のためにそれぞれのスイーツにはエネルギー量、タンパク質などの栄養表示もし、栄養面でのワンポイントを付加してあります。

大まかな内容は、第1章で各季節にお勧めのスイーツ、行事の時などに作っていただきたいもののレシピを四季ごとに紹介。
第2章では毎日のスイーツのために作り置きしておくといい物として、コンポートとフルーツソースの作り方。それを応用したスイーツのレシピを紹介。
第3章では、介護が必要となるなど問題が生じた高齢者へのスイーツのアドバイス。
第4章は「高齢者と食を考える」ということで、高齢者施設のスイーツレクしえーションの紹介、市販の介護食の開発者へのインタビュー、介護向けのカトラリーの開発者へのインタビュー、そしてアメリカ西海岸の日系高齢者への昼食サービスの取材をとりあげています。

高齢者がいる一般家庭から高齢者施設までお役にたてる一冊となるでしょう。

【著者紹介】
代居 真知子:福祉介護ジャーナリスト。女子栄養大学生涯学習講師。介護現場を取材しながら高齢者の食に注目。歳を重ねるとともに問題が出てくるQOL(生活の質)ADL(日常生活動作)IADL(手段的日常生活動作)は正しい食生活でよりよく維持されることをモットーに、美味しく楽しく食事をするさまざまな手段をトータル的に提案。介護食関係のセミナー講師、施設の高齢者を対象としたスイーツレク講師を実践中。『介護食スイーツ』(誠文堂新光社)他著書多数。

目次

第1章 食べやすく、おいしい四季のスイーツ(春のスイーツ;夏のスイーツ ほか)
第2章 いろいろなおやつに展開できるスイーツ素材(コンポート;ソテー&ソース)
第3章 介護が必要な高齢者の食とスイーツ(低栄養の予防改善、介護現場で活かしたいスイーツ力;高齢者の低栄養予防・改善など、不足しがちな栄養をスイーツで ほか)
第4章 ルポ:高齢者の食を考える(『スイーツ・レクリエーション』を楽しみながら、心身の機能回復!;食べやすく、栄養豊富市販の介護食品開発を探る ほか)

著者等紹介

代居真知子[ヨスエマチコ]
福祉介護ジャーナリスト。女子栄養大学生涯学習講師。介護現場を取材しながら高齢者の食に注目。おいしく楽しく食事をするさまざまな手段をトータル的に提案。介護食関係のセミナー講師、施設の高齢者を対象としたスイーツレク講師を実践中

太田道子[オオタミチコ]
お菓子教室『HOW LOVELY』主宰。調理師。イル・プルー・シュル・ラ・セーヌフランス菓子本科、第3クール(現第2クール)、卒業研究科1&2修了。ディプロマ取得。藤野真紀子先生に師事。現在東京世田谷区のアトリエでお菓子教室を開催。レギュラーレッスンの他に、記念日用の手作りお菓子を一緒に作るHappy Personal Plan、贈答用のお菓子のオーダーも行っている。高齢者向けスイーツも販売中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

高宮朱雀

1
高齢者というより、介護を必要とする方とサポートする側との双方を対象にした目線で編集されたのだろう一冊。 食べて楽しくなったり、元気になるだけでなく、調理に関わる事でリハビリに繋がり、生活にハリや潤いを齎すという当たり前の事が意外と無視されているのではないかと感じる事が多かった。完治に向かわなくても、状況の緩和や遅延になるのであれば、積極的に取り組むべき行動なのかも知れない。 とろみを付けるという事で、却って誤嚥に繋がるのではないかと不安に思っていたが、自身の悩みも解消出来て良かった。2017/07/24

あやか

1
【おやつの捉え方が世代によって違う】 視覚や触覚、風味等を感じることはもちろん、おじいちゃん世代は、子供の頃の懐かしい思い出や感情、当時の味覚までも甦らせることのできる魔法の食べ物がおやつだと感じました。 そして、今の若い私達は、高齢者が食べやすいオヤツと楽しめる時間を作ることが、人生の先輩への孝行の1つの手段となるのではと思いました。 相手の喜ぶ顔がみたい人。料理がすきな人。祖父母に会う機会のある人。 私達も一緒に食べても満足するスイーツレシピがのっています。ぜひ一度参考にしてみてください!2017/07/05

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