出版社内容情報
日本に自生する樹種と身近な外来種400種類以上の樹皮や冬芽を写真で紹介。緑の少ない春~冬場でも植物観察の手がかりに必携です
樹木を観察するとき、葉や花、果実には注目しても、樹皮や冬芽はついつい見過ごされがちです。
しかし、じっくり見ていくと、意外にもその樹種の個性を表すような樹皮や冬芽がたくさんあるのです。
また、樹皮や冬芽は、“緑”の少ない冬場に植物観察を楽しみ、日本の四季と自然の移ろいを実感するための、大きなポイントになるはずです。
本書では、日本に自生する樹種と身近な外来種400種類以上の樹皮や冬芽を写真で紹介しています。
また図鑑ページ以外では、樹皮や冬芽観察のときに同時に観察できるものや、日本に昔から伝わる樹皮利用の文化をコラムで紹介しています。
【著者紹介】
鈴木庸夫:植物写真家。1952年、東京生まれ。植物写真家の故冨成忠夫氏に師事。1991年に独立後、各地で精力的に撮影をおこない、多くの図鑑や雑誌に写真を提供している。著書は『草木の種子と果実』(誠文堂新光社)、『散歩で見かける草花・雑草』(創英社/三省堂書店)、『日本の野草300 冬春、夏秋』(文一総合出版)、『葉・実・樹皮で確実にわかる樹木図鑑』(日本文芸社)、『新ヤマケイポケットガイド庭の花』(山と渓谷社)、『花おりおり愛蔵版4、5』(共著/朝日新聞社)など多数。ANTHO PHOTOS(アントフォト)主宰。