信州おばあちゃんのおいしいお茶うけ―漬け物から干し菓子まで、信州全土の保存食110品

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  • サイズ A5判/ページ数 157p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784416614334
  • NDC分類 596.21
  • Cコード C2077

出版社内容情報

長野には漬け物や砂糖漬けなどをお茶うけにする郷土文化が受け継がれます。おばあちゃんが作るお茶うけを、レシピとエッセイで紹介。

「長寿」「高齢者医療費が少ない」「野菜の摂取量」で全国一位になった長野。長寿、健康の秘訣は10時と15時の”おやつ”にあり、地元では“お茶うけ”といって、古くから受け継がれている郷土文化です。
野菜や果物の漬物や砂糖煮といった保存食を中心に、煮物や炒め物、おやきやケーキなど、各家ごとに料理はさまざま。それらを番茶とともにいただき、家族や近所の人たちとのふれあう時間を大切にしています。
本書では、古くからそうした文化を大切にしてきたおばあちゃんの直伝のレシピを教わるとともに、そうした家々のお茶うけが生まれるエピソードをエッセイで紹介。
信州の豊かな食材を無駄なく保存するための先人の知恵や人のもてなし方は、現代の家庭でも取り入れたいもの。郷土料理に興味がある人へ、また、食、暮らしを見直したい人へのきっかけになる、豊かな生活が感じられる1冊です。

【著者紹介】
ノンフィクションライター。長野県生まれ。女性誌、インテリア誌、新聞を中心に、ライフスタイルやインテリア、人物ルポなどの執筆を手がける。主な著書に『ジャンク・スタイル』(平凡社)、『かみさま』(ポプラ社)、『もう、ビニール傘は買わない。』(平凡社)など多数。

目次

信州のおばあちゃんのお茶うけ
お茶うけのしつらい
受け継がれるお茶うけ

著者等紹介

大平一枝[オオダイラカズエ]
作家、エッセイスト。長野県飯田市生まれ。各誌でライフスタイルにまつわるコラム、人物ルポを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カタコッタ

16
甘くないしょっぱい味のおやつが大好きでした。信州の漬物、これが美味しそうです。母の実家に行くと、いつも誰がが訪ねてきて、お茶を当たり前の様にしてました。いつも食卓に並ぶ白菜の漬物も、作り手が違うと美味しいものです。お茶も誰かからいれてもらったのが美味しいです。野菜を沢山使って誰かのために食べさせようと思う気持ちが盛り沢山です。レシピ満載ですが、作り方に拘らず、皆さん適当が丁度良い塩梅になっているはず。特別な材料ではなく家にあるもので気楽に作れるのがお茶請けとして美味しいんですね。2023/01/22

きりぱい

8
お茶うけがずらりと並ぶ食卓がどれもおいしそう。漬け物や煮物、寒天寄せなどなど、ホールケーキを必ず3台焼くというおばあちゃんまでいて、ジャムのレシピが紅玉24個だったり、え?と、量といいみんな気軽なようでいてお茶うけへの熱意が半端じゃない。何となくロシアのダーチャの暮らしみたいだなあ。そんな素敵なお茶うけ文化?のせいかどうか長寿の栄冠が沖縄から長野になっていたとかいつの間に。県民のタッパー保有率が異常に高いとか、あらゆるものをつま楊枝でつまめるとか、長野のお茶うけあるあるも面白い。2015/04/19

へへろ~本舗

6
「スローライフは全くスローじゃない」こんなにいろいろ作っていて他に日々の営みをする。確かに事細かに体を動かしてないと無理かも。お茶請け110品のうち漬物が約40点、寒天を使ったものが5点。信州にしか売ってない食材もあり。お茶請けというより立派なおかずになってる。お呼ばれに行きたい…2020/11/03

take

3
『こうや豆腐の甘辛揚げ』『こねつけ』など試してみたいレシピが何品かあり、楽しめた。すわいち味噌漬けの素、今度買ってみよう。私も郷土料理を自分の息子たちに食べさせていきたいな~。2014/08/17

ありこはる

1
天然生活やインテリア氏なので大平さんの文章に惹かれていて何気なく手に取った一冊(当方、他県から信州に嫁いだ者です)大平さんも長野出身と書いてあるけど長野県は広いからな~どこだろう?と思っていたらまさかの近所・・・しかも知り合いの娘さんが掲載されていたりそのご縁で直接大平さんにもお会いできたり(女優さんのような美しくてあかるい方でした)思いいれのある一冊です。これを読めば信州がなぜ長寿日本一なのかがわかる!かも・・・とにかく信州のひとたちは「お茶」の時間を何より大切にしているんです・・・2017/01/28

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