出版社内容情報
民具は、日常生活で必要なものとしてつくられ、使われてきた暮らしの造形であり、身近な素材を活かす知識や技、人びとが育んできた自然観や世界観にふれることができます。また、民具は、研究者が旅をし、さまざまな地域の生活文化と出会いながら収集され、博物館のコレクションへと発展します。
本書では、1970年大阪万国博覧会(Expo' 70)のために世界各国で収集された世界の民具と、その同時代に日本文化の多様性に目を向けて、全国規模で収集された武蔵野美術大学所蔵の日本の民具から、選りすぐりの民具を紹介します。
数多くの切り口から、世界と日本の民具の魅力を「見つけて」、ひとつひとつ「みつめて」、そこに「知恵の素」を探っていただきます。
■目次
はじめに
序論
第1章 かたちと身体性
雪の歩きかた/液体を運ぶ/シェアして育む絆/鉢のシンプルさ…
column EEMとEXPO ’70、そして国立民族学博物館
第2章 ユーモアと図案
怖くない獅子/ツノの表情/掲げて威勢を誇る/蛇行や渦巻きの模様…
column 生活文化研究会と日本観光文化研究所
第3章 見立てと表象
夢に見た風景/小さいことは良いことだ/球体を彩る造形/のっぺらぼう…
column 民具コレクションの活用
column コレクションのデジタル化と発信
おわりに
掲載資料一覧
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内容説明
民具は、日常生活で必要なものとして作られ、使われてきたくらしの造形であり、身近な素材を活かす知識や技、人びとが育んできた自然観や世界観にふれることができます。また、民具は、研究者が旅をし、さまざまな地域の生活文化と出会いながら収集され、博物館のコレクションへと発展します。本書では、一九七〇年大阪万国博覧会のために世界各国で収集された世界の民具と、その同時代に日本文化の多様性に目を向けて、全国規模で収集された武蔵野美術大学所蔵の日本の民具から、選りすぐりの民具を紹介します。数多くの切り口から、世界と日本の民具の魅力を「見つけて」、ひとつひとつ「みつめて」、そこに「知恵の素」を探っていきましょう。
目次
1 かたちと身体性(雪の歩きかた;液体を運ぶ;シェアして育む絆 ほか)
2 ユーモアと図案(怖くない獅子;ツノの表情;掲げて威勢を誇る ほか)
3 見立てと表象(夢に見た風景;小さいことは良いことだ;球体を彩る造形 ほか)
著者等紹介
日〓真吾[ヒダカシンゴ]
国立民族学博物館教授。元興寺文化財研究所研究員を経て、2002年より現職。博士(文学)。民俗文化財の保存修復方法や博物館における資料保存に関する研究を行う
加藤幸治[カトウコウジ]
武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程研究室教授、同美術館・図書館副館長。専門は民俗学(民具研究)、博物館学。博士(文学)。和歌山県立紀伊風土記の丘学芸員(民俗担当)、東北学院大学文学部歴史学科教授(同大学博物館学芸員兼任)を経て、2019年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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