出版社内容情報
基礎釉10種と着色剤6種を組み合わせた釉薬調合を合わせて250例以上、ひと目でわかるピースで紹介!
同じ調合の釉薬を、それぞれ磁器土・白土・赤土の3種、酸化焼成と還元焼成で焼き、約1600ものテストピースとして掲載しています。豊富調合例と見やすいピースによって、幅広い陶芸家のニーズに応えます。
初めて釉薬の調合を試みる人は、まずはつくってみたい釉薬のテストピースを本の中から見つけてみてください。そして、本に記載した通りの調合で釉薬を作ってみましょう。
オリジナルの釉薬を作ってみたい人は、原料の組み合わせを自分でできるくらいの知識が必要になりますので、コラムなども含め、本に書いてあることがわかるくらいまで読み込んだのち、記載の調合を土台にオリジナルの釉薬調合を行ってみてください。そうしていくうちに釉薬への理解がさらに深まります。
著者は、陶芸の町・佐賀県有田市に店をかまえる老舗の釉薬・色絵の具会社の後継者。400年以上続く老舗の調合例を惜しみなく紹介します。
■目次
1章 釉薬づくりの基本
釉薬の基本/釉薬の原料と役割/焼成について
2章 基礎釉の調合
(1)石灰透明釉 (2)石灰バリウム釉 (3)バリウム釉 (4)アルカリ釉 (5)マグネシアマット釉 (6)チタンマット釉 (7)亜鉛華マット釉 (8)土灰釉 (9)ワラ灰釉 (10)錫乳濁釉
3章 色釉の調合
各基礎釉(1)~(10)に、6種の着色剤、鉄・銅・コバルト・クロム・マンガン・ニッケルを3段階の量で添加
コラム:釉薬をマットにする/ゼーゲル式と三角座標/アルカリと結晶剤と焼成と色彩/日本の磁器発祥の地「有田」
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目次
1章 釉薬づくりの基本(釉薬の基本;釉薬の原料と役割;焼成について)
2章 基礎釉の調合(基礎釉1 石灰透明釉;基礎釉2 石灰バリウム釉;基礎釉3 バリウム釉;基礎釉4 アルカリ釉;基礎釉5 マグネシアマット釉;基礎釉6 チタンマット釉;基礎釉7 亜鉛華マット釉;基礎釉8 土灰釉;基礎釉9 ワラ灰釉;基礎釉10 錫乳濁釉)
3章 色釉の調合(石灰透明釉;石灰バリウム釉;バリウム釉;アルカリ釉;マグネシアマット釉;チタンマット釉;亜鉛華マット釉;土灰釉;ワラ灰釉;錫乳濁釉)
著者等紹介
深海宗佑[フカウミソウスケ]
佐賀県有田町出身。深海家13代目。株式会社深海商店後継者。先祖は有田焼始祖の一人である百婆仙。熊本大学理学部理学科卒業後、東京の大手経営コンサルティング会社にて勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。