出版社内容情報
世界の菓子図鑑シリーズ、第7弾は「アメリカ菓子」!
自然と歴史と人々の暮らしによって育まれた、郷土色豊かでおいしく楽しい115品のアメリカ菓子のレシピとその物語。
広大で自然豊かな国土から生み出される豊かな食材に加え、時代ごとに各地域に住んできた人々の影響を大きく受けて発展してきたアメリカの菓子文化。ヨーロッパ人の到達前から各地域に住んできた人々によって作られてきた伝統的な菓子、入植してきた移民によってもたらされた世界各国の郷土菓子、また南北戦争以前の南部の奴隷制度によるアフリカ由来の菓子。これらがときに混じり合い、またそれぞれの形を保ったまま、現代のアメリカ菓子の礎となってきました。
本書では、そんなアメリカ菓子の特徴や作り方(レシピ)を、菓子文化研究家として多数のアメリカの食に関する著書を持つ原 亜樹子さんが解説。アメリカ合衆国を6つの地域に分類し、さらに細かく50の州に分け、各州の郷土菓子や名物菓子を、その背景となる歴史や食文化を踏まえて紹介します。
アメリカで最も愛されるクッキーで、日本でもアメリカ菓子の代表の1つとして知られる「チョコレートチップクッキー」は、マサチューセッツ州の宿屋で偶然誕生したのがはじまり。サワーチェリーの産地として知られるミシガン州の「サワーチェリーパイ」、ニューヨーク州ニューヨークシティ名物「ニューヨークチーズケーキ」など日本でもお馴染みの菓子のほか、日本の辻占煎餅に由来するカリフォルニア州の「フォーチュンクッキー」、メイン州産のジャガイモが主役のユニークなチョコレート菓子「ニーダム」、ハワイ州のルアウ(宴)に欠かせないココナッツプディング、ハウピアをフィリングにした「チョコレートハウピアパイ」など、日本ではまだ知られていない多くの魅力的な菓子が掲載されています。文化や歴史、時代背景がそのネーミングに反映されている点も、アメリカ菓子の面白さです。
どれも、長く各地域で愛され、家庭で作られてきたものばかり。それらを、日本で再現しやすいようにレシピには工夫をしています。
実用的かつ、見ても読んでも楽しめ、アメリカ菓子への愛着が深まる1冊です。
内容説明
アメリカの菓子文化は、広大で自然豊かな国土から生み出される食材に加え、時代ごとに各地域に住んできた人々の影響を大きく受けて発展してきました。ヨーロッパ人の到達前から住んできた人々が作ってきた伝統菓子、移民によってもたらされた世界各国の郷土菓子、南北戦争以前の南部の奴隷制度によるアフリカ由来の菓子。これらがときに混じり合い、またそれぞれの形を保ったまま、現代のアメリカ菓子の礎を形成してきました。本書では、そんなアメリカの郷土菓子や名物菓子を115品に絞り、アメリカ50州別に紹介します。背景となる歴史や食文化にまつわる物語とともにレシピも掲載。実用的かつ読みものとして楽しめ、アメリカ菓子への愛着が深まる1冊です。
目次
1章 北東部―ニューイングランド
2 北東部―中部大西洋岸
3 中西部
4 南部
5 西部―山岳部
6 西部―太平洋岸部
著者等紹介
原亜樹子[ハラアキコ]
菓子文化研究家。米国高校へ留学。日米の高校を卒業後、東京外国語大学へ進学し、食をテーマに文化人類学を学ぶ。国家公務員として特許庁に勤めた後、菓子文化研究家へ転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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