出版社内容情報
「人間らしさを取り戻す」というユマニチュードのケアの哲学と技術を、これから臨床の現場を目指す人(看護師、介護士、医師など)向けに、“プロフェッショナルとしてのケア”という視点でまとめた一冊。
実際におこなわれた大学での講義をもとに、学生たちとジネスト氏との対話を軸に、ユマニチュードの思想と技術の体系化を試みます。意欲ある学生からの質問は、「寝たままケアしたほうが安全なのでは?」など踏み込んだものも多く、対話は白熱していきます。
本書では対話形式を採用し、講義の臨場感を表現しました。
哲学や基礎知識のないケアはうまくいかないことが多く、身体拘束や虐待を招く恐れもあります。本書は「これからケア業界で働く人」はもちろん、すでにケアの現場で働いている人にも役立つ内容となります。
【推薦文続々!】
「認知症の本人が分かるように愛と優しさを伝える。これは医療職の必須スキル。読者がこれからの日本の医療を変革する!」
―山口晴保(群馬大学名誉教授・認知症専門医)
「まるで魔法のようでした。2年間、ベッドから起き上がろうとしなかった90歳の女性が、実に楽しげに、歌いながら歩き始めたのです。気位が高く職員が誘うと立腹するばかりだったその女性を10分足らずで変えてしまったのがイヴ・ジネストさんでした。「プロの目で見てくださいね」と同行していただいた看護師さんが、涙を浮かべて言いました。「患者さんによかれと思ってしていたことが間違っていたと知りました。患者さんに申し訳ないことをしていました」。10年前のこの日から、人間の誇りを基本にした「ユマニチュード」の、私、応援団になってしまいました。」
―大熊由紀子(国際医療福祉大学大学院教授)
「僕のいのっちの電話は、イヴ・ジネストの大きな影響を受けていると思う。ジネストに出会った時、僕は自分のやり方をもっと追求して実践すればいいと強く思えた。先月久しぶりにジネストと会ってそのことをふっと思い出した。」
―坂口恭平(作家・画家)
■目次
レッスン1 「ユマニチュード」という哲学
レッスン2 ケアする人とは何者か
レッスン3 よいケアとは何か?
レッスン4 優しさと愛を伝える基本技法
レッスン5 「動くこと」は「生きること」
レッスン6 ケア実践のための5つのステップ
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内容説明
実際の講義をもとに、ケアの本質、そしてユマニチュードの哲学と技術を対話形式で解説。
目次
01 「ユマニチュード」という哲学
02 ケアする人とは何者か
03 よいケアとは何か?
04 優しさと愛を伝える基本技法
05 「動くこと」は「生きること」
06 ケア実践のための5つのステップ
著者等紹介
ジネスト,イヴ[ジネスト,イヴ] [Gineste,Yves]
ジネスト‐マレスコッティ研究所長。フランスのトゥールーズ大学卒業(体育学)。1979年にフランス国民教育・高等教育・研究省から病院職員教育担当者として派遣され、病院職員の腰痛対策に取り組んだことを契機に、看護・介護の分野に関わることとなった
本田美和子[ホンダミワコ]
日本ユマニチュード学会代表理事。独立行政法人国立病院機構東京医療センター総合内科医長/医療経営情報・高齢者ケア研究室長。1993年、筑波大学医学専門学群卒業。亀田総合病院、米国コーネル大学老年医学科などを経て、2011年より日本でユマニチュードの導入、実践、教育、研究に携わり、普及活動を牽引する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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