出版社内容情報
「着物」にまつわる、知識雑学を、イラストととともに丁寧に解説。
着物にまつわる、いわば百科事典として、着付けやマナーなど基本的な知識はもちろんのこと、着物=日本の服飾文化として、歴史にまつわるあれこれや、着物を愛した俳優や文化人、映画や伝統芸能、文学などについても、イラストとともに丁寧に読み解きます。
雑学辞典でありながら、着付けなどの実用面もしっかり強化。
基本的な着付けのノウハウも、イラストを多用して丁寧に解説していますので、着物初心者のための入門実用書としての活用はもちろん上級者にとっては、着物の周辺の伝統文化にまつわる読みものとしても、楽しめるはず。
これまでにない新たな着物本として、幅広い層の方々に愉しんでもらえる保存版です。
内容説明
着物に関する基礎知識から文化、雑学などをイラスト付きで解説。
目次
藍
藍型
藍染め
間着
合着
会津木綿
青楓文
青は藍より出でて藍より青し
青花
茜〔ほか〕
著者等紹介
岡田知子[オカダトモコ]
企業広告を手がけるグラフィックデザイナーからイラストレーターへ転身。画業と同じくして始めた着物歴も約30年。知人友人へ着付けのプライベートレッスンを催し、個人的な着物振興に奮闘。温かみのある線画を得意とし、『なごみ』『七緒』など着物関連の雑誌や書籍への寄稿も多数。今後は、昭和30年代以前のまだ着物が普段着だった時代などの、物語や小説世界の装画をライフワークに据えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ふう
11
浮線綾??? 見たことも聞いたこともなかった。和裁で一通りの語彙はふむふむ、と分かったつもりで頷きながら読んでいて、転倒。織糸を浮かせて模様を織り出した綾織。なんや字面のままやないの、とツッコミつつ、フセンリョウという響きにも違和感。水文にも観世水と光琳水がある。言われてみれば、確かに違う。和の世界、深い。それにしても水文は一発変換できたけれど、流石にフセンリョウは無理だった。道明と竺仙は写真も添えて取材記事があり、嬉しい。カバー裏見返しに、村上春樹語辞典、談志語辞典、宝塚語辞典、焼酎語辞典……すごい!2021/11/07
コトラー
6
これは楽しいです。挿絵も美しい。「敷きたとう」「所作」「箪笥の肥やし」まであるのはおもしろい。おすすめ着物本も『着物は楽しい』(大橋歩)、『きもの自在』(鶴見和子)、『幸田文の箪笥の引き出し』と、押さえてますね~2022/01/10