認知症のうつ・イライラを改善!アートリップ入門―対話型アート鑑賞プログラム

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認知症のうつ・イライラを改善!アートリップ入門―対話型アート鑑賞プログラム

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784416520604
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0036

出版社内容情報

現在、アートが人々の健康や治療に与える好影響が、世界中の医療・介護の現場で注目されています。
各研究では、アート鑑賞が認知症の人の記憶、感性を呼び起こし、QOL向上にも効果があると証明されてきています。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)では、「対話型アート鑑賞プログラム meet me」を開発、現在、全米100か所以上の美術館で行われているほか、ヨーロッパ、アジアの国々でも展開されています。

日本では、MoMAで同プログラムを学んだ林容子氏が代表をつとめるアーツアライブが、2011年より国立西洋美術館をはじめとした各地の美術館のほか、介護施設などで、日本向けにアレンジされたプログラム「アートリップ」を実施しています。
グループで作品を鑑賞し、進行役のアートコンダクターの質問に答えながら、参加者が感じたことや思ったことを発言します。
その会話が忘れていた感情を呼び起こし、認知症の方が生き生きと感想を述べたり、昔のことを話し始めたり。
同伴した家族からは、「昔のお母さんの顔に戻った」、「いつもイライラしている夫がおだやかになった」などといった意見が聞かれます。

林氏も参加した国立長寿医療センターの調査では、アートリップを体験した方の多くが、うつ症状が軽減、QOLが向上されたという結果が出ています。
さらに、世界10か国が参加している国際研究でも、「参加型アート」がウェルビーイング(幸福度)、QOL(生活の質)、さらに身体的健康も向上させることが証明されています。

本書は、MoMAではじまり、世界に広がりを見せている対話型アート鑑賞プログラムとはどのようなものなのか、また、日本のアートリップではどのような効果が出ているのかを紹介します。
高齢化が進む日本で、医療・介護現場においてアートが果たす役割に光を当てます。

内容説明

認知症には医者よりアートが必要!認知症の周辺症状の改善、予防効果を科学的に実証。

目次

序章 ある日のアートリップ
1 アートリップの7つの特徴
2 アートリップが起こした変化
3 アートは認知症に効果があるのか
4 アートリップのはじまり
5 アートは脳のチョコレート―アートと認知症の世界最新事情と今後の展望

著者等紹介

林容子[ハヤシヨウコ]
一般社団法人アーツアライブ代表理事。国際基督教大学、米国デューク大学を経て、コロンビア大学大学院にて、芸術経営学で日本人初のMFA(芸術学修士)を取得。帰国後はキュレーターとして国内外のアートプロジェクトの企画運営に携わったのち、一般社団法人アーツアライブを立ち上げ、認知症当事者を含む高齢者などを対象としたアートプログラムや、ビジネスパーソンのためのアートを活用した企業研修を行う。尚美学園大学・大学院芸術情報研究科准教授。一橋大学大学院、武蔵野美術大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロセ

11
対話型美術鑑賞は認知症の進行を抑えるという。絵を見ることで昔の記憶がよみがえったり、コンダクターの質問に答え、参加者と笑いのある楽しいひとときを過ごすことで、脳だけではなく、全身が活性化されるからだそう。ますます高齢化社会が進み、認知症患者が増える中、対話型鑑賞を通じて、大切な人と新たな形でコミュニケーションが取れるようになったという事例の数々には希望を感じる。(思わず涙が出そうになるエピソードも😭)2023/08/11

貧家ピー

7
ニューヨーク近代美術館(MoMA)で始まった「対話型アート鑑賞プログラム」。認知症当事者と家族、 介護士が美術館で一緒に絵画作品を見ながら、 気付いたこと・感じたことを自由に話し合うプログラム。コロナ禍以降はオンラインでも実施されている。認知症には医者よりアートが必要、アートの可能性を感じる。2022/08/17

Yuko

5
<認知症には医者よりアートが必要! うつ、イライラといった認知症周辺症状を改善・予防する対話型アート鑑賞プログラム「アートリップ」を徹底解説。> アートは人をハッピーにする。 イギリスやドイツでは「美術館にいってアートに触れること」など芸術プログラムへの参加が、医者の出す処方箋の一つになっているという。 ロシアでは、どんな小さな病院にでも絵を描いたり作品を制作できる場所が確保されているという。 日本でも、美術館やギャラリーのみならず、様々な場所で誰にでもアートと繋がれる機会が増えていきますように・・・ 2021/09/21

サトゥルヌスを喰らう吾輩

4
すばらしい実践。「アートリップ」とは、認知症の方がグループでアートを見て、感じたことを自由に発言・共有する「対話型アートプログラム」であるとのこと。絵をみた方々の語りのなかにあらわれる故郷の海や雪の日の寒さ、不思議な音楽といったものはそれ自体が詩のようでなんと美しいことかと思いました。全ての人に芸術にアクセスする権利がある、芸術は健康と幸福にとって不可欠なものである。まさにその通りだと思います。コロナや文化の先進性の問題もあるけれど、この考え方が拡まれば何か変わってくるかもという希望のもてる一冊でした。2020/09/29

うさっぴ

2
アートリップとは、認知症の方とそのご家族、 介護士が一緒にアートを見つめて、 気付いたこと、感じたことを自由に話し合うプログラム。最近、認知症関連の本を色々と読みはじめた。面白い取り組みだと思った。2023/04/14

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