出版社内容情報
若い教師が苦労する子どもとのコミュニケーションを円滑にするため、授業や学級運営に落語のエッセンスを取り入れることを提案する。若い小学校の先生にとって、もっとも苦労するのが子どもたちとのコミュニケーションのとり方。
ましてやクラス全体を1人でまとめ、授業を円滑に進めるのは、想像以上に至難の業です。
本書では、話のプロである落語家・立川談慶が、落語のエッセンスから、
小学校の先生を対象とした、学級運営をスムーズに行なうための具体的な技術を紹介。
さらに、長年学校の現場に立ち続けてきた指導のプロである玉置崇が、
そのエッセンスを実際の学級運営につなげる解説を行ないます。
「落語も授業も仕込みが肝心」などの授業に入る前の心構えから、「授業の前にまくらを話す」「会話は聞くが9割」など
誰でも今すぐに取り入れられるちょっとした・でも非常に有用な授業テクニック、そしてみんなが盛り上がる授業レク、
さらに子どもウケのいい落語噺も多数掲載しています。
本書を読めば、子どもたち一人ひとりと信頼関係が築けるのはもちろん、
クラス全体が「笑いの力」でまとまり、最高の雰囲気のクラスになれること、間違いなしです。
立川 談慶[タテカワ ダンケイ]
立川 談慶:長野県上田市出身。慶応義塾大学卒業後、(株)ワコールに入社。吉本興業福岡事務所所属を経て、落語立川流家元・立川談志に師事。2000年に二つ目昇進、2005年に真打ち昇進。9年という長い前座(修行)時代の経験をもとにした著書をいくつも出版する、ベストセラー作家でもある。
玉置 崇[タマオキ タカシ]
玉置 崇:公立小中学校教諭、国立大学附属中学校教官、中学校教頭、校長、県教育委員会主査、教育事務所長などを経て2015年度より岐阜聖徳学園大学教授。文部科学省「教育の情報化に関する手引作成検討会」構成員、「学校教育の情報化に関する懇談会」委員、中央教育審議会専門委員を歴任。
目次
序章 「なぜ落語が授業に役立つのか!?」
第1章 授業にのぞむ心がまえ編(先輩のうまい授業を真似する;落語も授業も「仕込み」が肝心 ほか)
第2章 授業テクニック編(授業の前に「まくら」で場をなごませる;会話は聴くが9割! ほか)
第3章 学校生活をスムーズにするコミュニケーション編(コミュニケーションは衝突回避;子どもが愚痴を言える先生になる ほか)
第4章 日常生活でコミュニケーション力アップ!(心技体をバランスよく鍛える;「自信」を持つことは子どもに対するエチケット ほか)
著者等紹介
立川談慶[タテカワダンケイ]
1965年長野県上田市(旧丸子町)生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、(株)ワコールに入社。3年間のサラリーマン時代を経て、91年立川談志18番目の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。2000年に二つ目昇進を機に、立川談志師匠に「立川談慶」と命名される。05年、真打昇進
玉置崇[タマオキタカシ]
1956年生まれ。小学校教諭、中学校教諭、教頭、校長、県教育事務所長などを36年間勤め、2016年より岐阜聖徳学園大学教授。現在、文部科学省「小中一貫教育に関する調査研究協力者会議」委員や「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会スマートスクール構想検討ワーキンググループ」委員も務める。また、「教育と笑いの会」の会長、春日井いきいき寄席の顔つけ役でもある。「愛狂亭三楽」という芸名で高座に上がることもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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