着物花柄図鑑―明治大正昭和に咲いた

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784416516027
  • NDC分類 753
  • Cコード C2039

出版社内容情報

明治から昭和初期の着物や帯に使われた布の中で、花をモチーフにデザインされた、自由で多彩なテキスタイルデザインを集めた1冊。

明治から昭和初めにかけて日本のテキスタイルは、卓越した繊細な染織の技術が確立し、競うようにさまざまなデザインが生まれました。
この時代の日本のテキスタイルデザインは今見ても、バラエティー豊かで衝撃的なものばかりです。
今とは違い、情報を収集する方法が限られていた時代。テキスタイルデザインを通じて、人々の想像力は今より遥かに柔軟で自由だったことを感じます。
今回はその日本の布の中の花をモチーフにした図案にスポットを当て、目白「LUNCO」のオーナー・永田欄子氏の選ぶ、着物、帯、布のさまざまな花柄デザインを1冊に集めました。
多種多彩な意匠、自由奔放な色使い、巧緻な技法の、花をモチーフにしたテキスタイルデザインは、着物好き、花柄好きはもちろん、テキスタイル図鑑としてやデザインの参考としても楽しめる1冊です。

【著者紹介】
東京・目白にある「布と玩具 LUNCO」のオーナー。幼い頃から作ることが好きで、絵を描くことやガラス制作に夢中になる。ガラス制作のヒント探しに出かけた骨董市で古い布のはぎれに出合い、魅せられて以来、日本の染織の美しさ、多彩な技術、デザインの楽しさなどを伝えている。著書に『LUNCOのオモシロ着物柄』(中央公論社刊)がある。

目次

ピュア―まっすぐ 駆けぬけ ピュアロード
レア―いま ここ 息づくレアシーン
コケティッシュ―小悪魔 小粋 コケティッシュ
ハピネス―原っぱ 葉っぱ ハピネス
エレガンス―ゆったり うっとり エレガンス
クラシック―はるか 良き日よ クラシカル
セルフ―ぽつり ひとり マイプレゼント
ミステリアス―見たい 見えない ミッシング
キュート―ドキドキ ときめき 胸キュート
ガーリー―ミニ プチ ビット オードリーガール
ユーモラス―ニヤリ クスリ ユーモアロンド
シック―しっとり ゆめゆめ ネオシック
シャープ―ゆるがず 切れあじ シャープシャーク
ロック―おてんば じゃじゃ馬 ロックンロール
ノスタルジー―なつかし のどか ノスタルジー

著者等紹介

永田欄子[ナガタランコ]
東京・目白にある「布と玩具LUNCO」のオーナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

56
とにかく豪華絢爛な花、花、花模様!のオンパレード。ビジュアルムックらしく文章は少なめだが、アンティーク着物の図案のモチーフとなっているド派手な花柄からシックな花柄、ちょっと面白い花柄までひたすら花柄で埋め尽くした着物ファブリックムック。手に入ったとてしても何処に着ていけばいいのだ。くらいの華やかさ。「コケティッシュ」「エレガンス」など項目別に分かれています。見ていてスカッとするくらい過剰な花模様に刺激をもらいました。2016/05/15

ヒロミ

51
着物の文様を描く参考に再読。何度見ても楽しい気持ちになれます。著者の欄子さんは着物ショップLUNCOのオーナーだったんですね!充実したコレクションで華やかな春を待ち遠しく思いました。2017/02/21

ばう

49
★★★★明治から昭和中期までの着物の主に花柄の図案を集めた一冊。「はぁ〜、綺麗♡」の一言です。モダンな柄からクラシカルなものまで本当に様々でため息のつき通しでした。縄跳びや電車ごっこをする子供達の図柄もあり今では考えられないようなデザインもいっぱい。中にはリバティプリントみたいな柄や「スタジオ◯リス」の衣装にありそうな可愛いピンクやターコイズブルーのものもあって昔の人は着物の柄でおしゃれを競っていたんだなと感じました。これらの着物を実際に着て街を歩く女性の姿を見てみたかったなぁ。2017/05/17

ちはや@灯れ松明の火

34
純粋な白、孤高の青、小悪魔っぽい黄色。人が個性を持つように着物も一枚一枚がたったひとつの存在。気品ある緑、謎めいた紫、陽気で賑やかな赤。あざやかな色合いが心をも塗り替える。薔薇に牡丹に菊に梅、季節を越えて咲き並ぶ百花繚乱。古典文様とアール・ヌーボー、出逢い溶けあい結ばれる和洋折衷。綸子・縮緬・錦紗・銘仙、経糸と緯糸が交わる布地の千差万別。穏やかさが胸を満たす葉っぱ、少女の頃に時を戻す小花、夢想の世界に咲く幻の花の色。故きを温ね新しきを知る、遠い日に想い描かれた花をまとえば、昨日とは違う自分がそこに居る。 2018/02/04

ゆきおんな

33
図書館の新刊コーナーで見かけて、手に取りました。全編カラーの綺麗な本でした。細かい説明なんていらない、眺めているだけで心が浮き立ってきます。久しぶりに着物が着たくなりました。2017/05/14

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