目次
第1局 ―対羽根直樹・棋聖(名人戦)
第2局 ―対張栩・碁聖(名人戦)
第3局 ―対依田紀基・九段(名人戦)
第4局 ―対25世本因坊治勲(富士通杯)
著者等紹介
坂井秀至[サカイヒデユキ]
医師の資格をもちつつ28歳でプロに転向。努力を重ね名人リーグ連続7期在籍。力を蓄え初タイトル奪取(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
添川
1
坂井先生の棋風について、同門の結城先生は「坂井さんはヨセと目算がとても正確で、アマ時代は戦わずに勝っていた」と言っていた(世界一わかりやすいシリーズ結城聡編より)。本当にその通りだった…圧巻は第2局と第4局の半目勝負。布石のうちに戦いを避けて細碁を目指し、1歩のリードを正確なヨセで逃げ切る。50手以上の小ヨセを「残り10分あったので全手順読み切りました。120%の勝利を確信しながら打っていました」と言い切り、勝ちを確定させていく手順は圧巻…小ヨセの教材としてピッタリだと思います。これは盤に並べる!2013/12/09