内容説明
本書はトマト栽培におけるこれまでの技術を見直して改善しようとして記したものである。改善の目標はまず、トマトの根部の活力の増大を考え、このため、土壌を基盤とする根圏環境の改善に目を向けてみた。次は、地上部の各器官を果実の増産や品質の向上に効率的にはたらかせることがあろう。地上部の各器官には不要なものは何一つなく、これらは各々最大限に生かされるべきである。
目次
原産地と栽培の歴史
トマトの特性
主要作型と品種(栽培法)
作型の栽培技術―主枝1本整枝栽培
促成長期間栽培
促成短期間栽培
半促成栽培
雨よけ栽培
ハウス抑制栽培
トンネル早熟栽培
露地栽培
ミニトマト
福島県における夏秋トマトの雨よけ栽培