内容説明
交配において重要な役割を果たしたと思われる品種を取り上げ、その子孫たちや家族を紹介していく、という方法で編集。
目次
1 原種―オールドローズ(中国バラ渡欧以前)(ロサ・ガリカ;ロサ・ガリカの子孫たち;ベル・イジス;ベル・イジスの子孫たち;トスカニー・スパーブ ほか)
2 オールドローズ―現代バラ(四季咲き:1 ポートランド;四季咲き:2 ノワゼット;四季咲き:3 ブルボン;四季咲き:4 ハイブリッド・パーペチュアル;四季咲き:5 ティー ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamaneko*
42
個別のバラだけ見ていたらわからない、意外な系統が発見できて楽しかった。安定した交配ができるまで、どれだけ試行錯誤が繰り返されるのか考えるとクラクラします。2014/06/16
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
36
植物に序列など存在しないはずですが、多くの人と時間が関わったという点でパラはやはり特別な花です。本書で目指したのは、二万品種以上にのぼると言われるパラのルーツを家系図のように整理しようという壮大な試み。確認できる最古の「ロサ・ガリカ」は紀元前12世紀には存在していたそう。バラの原種はわずか九種。それも18世紀後半まではヨーロッパにはバラの種類は四つのみだったそうです。大航海時代に中国や日本の品種が海を渡り、世界の愛好家たちが理想のバラ作りに挑んだ結果が今に息づいているのですね。ロマンを感じる図鑑です。2014/06/28
三毛子
1
脈々と受け継がれてきたバラのファミリーをたどる系図を、元になった品種から子孫を紹介していくという視点から編集されていて、いい本だと思う。 読み込めばとても勉強になるけれど、写真が美しいので眺めるだけでも楽しいかな。2013/03/06
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
0
☆…バラって奥が深いねぇ2009/05/03