内容説明
本書の第一章、第二章では、なぜ、当たり前のはずの食品安全がこうも問題になるのか。消費者の視点から、現在の食べものの実態と、その対応策をわかりやすく解説している。第三章、第四章では、食品安全を達成するためには何が課題かを明確にし、食品事業者の視点から、その具体的解決策(食品安全のためのマネジメントシステム)を詳細に解説。拡大する食品安全マーケットの可能性を予測する。消費者、食品事業者の相互理解を目指す必読の書。
目次
第1章 危ないものをなぜつくる、なぜ売る、なぜ買う(食品の安全を揺るがす事件、モグラ叩きはいつまで続く;食の安全を揺るがす原因 ほか)
第2章 拡大する食品安全マーケット(食品マーケットの変化をどう見るか;マーケットは創るもの ほか)
第3章 フードチェーンの具体的取組事例と課題(フードチェーンの解説;フードチェーンの各段階の現状と分析(販売;生産) ほか)
第4章 食品安全管理の方法(マネジメントシステムと認証;SEQ2000―安全・環境・品質に関する統合マネジメントシステム ほか)
著者等紹介
徳江倫明[トクエミチアキ]
日本SEQ推進機構代表。1951年熊本県水俣生まれ。75年早稲田大学卒業、ダイエー入社青果物流通に携わる。78年山梨県韮崎にて農場設立、豚の完全放牧による肥育システムを確立、同年有機農産物流通団体「大地を守る会」に参画。80年同会理事、(株)大地取締役に就任、共同購入方式による有機農産物流通の構築に従事。85年(株)大地物産専務取締役就任、有機農産物の卸事業の確立に専念。88年日本リサイクル運動市民の会に参画し、有機農産物の宅配事業「らでぃっしゅぼーや」を興し、93年代表に就任。97年オーガニックスーパー「マザーズ」設立。98年「らでぃっしゅぼーや」代表を退任し、有機認証機関「アファス認証センター」設立を手がける。2001年国際有機農業運動連盟(IFOAM)の日本地域組織、(NPO法人)IFOAMジャパンを設立、副理事長就任。2002年日本SEQ推進機構設立
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